久々に母に会った兄と、話したこと。
「いや〜、もう俺らのこと完全に分からなくなったなぁ~。一気に婆さんになったな~。」
「そうか?私はよく見てるから、一気にとは思わないけど…まぁ、見てて幸せかな?って思ったりするわ~」
「幸せちゃうか?静かになって…殺人事件にもならなくて済んだし!」
って…
兄は、私と母が壮絶なバトルを繰り広げていた時、殺人事件を起こして、ニュースにモザイクかけられた自分が
「いつか、こうなると思ってました…。」
って言うシーンを何度も面白おかしく実演して見せてくれていた…
笑えなかった時期もあったけど、笑えるようになったから、
幸せなんだろうな~
介護って、特に認知症になった相手に対しては本人の思いさえ分からなくなる。
ただ家に居たいということは言っていたけど…
それは叶えてあげるには、すごくハードルが高い!環境や地域による介護のサービスの違いも大きいと思う。
介護者の生活もある。
そして、認知症は進行する。
今となっては、私が娘だという理解もない。
もちろん、家に帰りたがることもない。
だけど、兄と話して一致した思いは…
最期は家で見送りたいねってことだった。
もちろん、その時が突然訪れたら無理だろうし、その時の状況により叶わないかもしれないけれど…
今はそんな思いを持っていようと思った。
介護はもう、自己満足でいいじゃん!
やってみて実感した。
そして、また一人で母に会いに行く日々。
「だ〜れだっ?」
『あ〜、誰かの娘さん!』
ちっ…
間違ってはいないよ…
負けてたまるかぁっっっ!!!