母が祖母の介護を始めた頃…
私は子供を持つ母親になっていた。
祖母を家に引き取り、お世話してる時に
『目が離せなくて、買い物にも行けない。』
と言っていた。
私は子供を連れて実家に通った。
祖母はひ孫と過ごす時、穏やかだった。
介護というものは、やってみないと分からないとよく聞く。
確かに…母が祖母の介護をしているのを見ていた私だけど、少し協力もしていた私だけど…
自分が親を介護する日々を迎えて、やってみないと分からないということを実感した。
頭で分かっていること、心で思うこと、自分が動くこと、全部繋がっているけれど…
違う感じ…本当に毎日が苦しくて、気が狂いそうな瞬間が多々あった
それでも自分がやるしかない…
どうせやるなら面白がってやる!!!
もちろんそんな風に思えない時もいっぱいあるけれど、それでも!それでも!
負けてたまるかぁっっっ!!!
そうやって踏ん張る日々が始まった時に、母の昔からの友人が
「○○(母)が、認知症になるなんて…あなたも、まだ若いのに大変ね…
お母さん、おばあちゃんのお世話してる時、どうせなら楽しまなきゃってよく言ってたな。」
って話してくれた。
見た目も、性格も似ていない母と私だけど、
親子なんだなって思えた出来事だったなぁ~