認知症になる前の母は、
とてもきちんとした人だった。
きちんとしすぎてて、娘の私が同じようにしないことが気に入らない様子だった。
「〜しなければ」
が強くて、鬱陶しいと感じることも多かった。
そんな母に反発して、私はええ加減が上手になった
そして、そんな娘にお世話されることになった母…
お気の毒に…
『きちんと世話をしてっ!』
って、よく怒っていたなぁ~
そのうち、お部屋はぐちゃぐちゃになり、トイレの失敗もごまかして
食べこぼしも平気になっちゃって…
おかげで私は、かつての母のようにキレイ好きになって、断捨離も始めて…
母の認知症のおかげで、ええ年してずいぶん成長させていただきました
「地獄のような日々も、いつか懐かしい時が来るからね。」
介護経験者の方から聞いていた言葉。
まだまだ懐かしむ所には行けないけれど、
今は、車椅子になって、座ったままにはなったけど、ずっとゴソゴソ手を動かしたり、洋服をこすり続けたりする母の手に
ちょっぴりイラつく…まだまだな私。
負けてたまるかぁっっっ!!!