私がほや好きで、このほやブログでも以前書いたように、高じて昨年夏に間借りして、ほやを食べる会を催したほどです。そのせいか、私がこの映画を勧めると、「ほや好きがまた、“ほやほや”言ってる。ほや映画?」と誤解されることがあります。

確かに、ほやが出てくるシーンはあります。でも、決してほや映画ではありません。

 

この映画を撮影した庄司輝秋監督は、撮影地でもある石巻ご出身。ほやはなじみの食材であったけど、その生態に興味を持ったとのことです。ほやは、幼生のころはおたまじゃくしのような姿で泳ぎ、「ここで生きる」と場所を決めたら、そこにくっつき、泳いでいたときの尾の部分、脳がなくなっていき、私たちが食す丸くてオレンジで上に二つの突起のあるあの形になっていきます。

そのほやの生態と、地方の島の閉ざされた狭い環境で暮らす兄弟の「そこで暮らす(そこで生きていくことを決意する)」様が重なったといったようなことを庄司監督はおっしゃっておられました。

 

この映画の魅力は、個人的には100でも言えそう。でも、ぐっとこらえて、皆さんと法然院の会場で鑑賞し、ひとつふたつでも、感想を語り合えたら嬉しいです。

 

上映会詳細は下記の通り。

まだ、席には余裕があります。事前予約をお願いいたします。音声メッセージが流れない留守番電話なので戸惑われるかもしれませんが、どうぞよろしくおねがいいたします。

 

日時は2024年5月11日(土)午後4時半から(開場は15分前)。

会場は法然院。京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30

市バス利用の方は、5、17、203系統の浄土寺下車、32系統南田町下車。

 

定員50席。席予約専用電話番号は075-672-3900(アナウンスが流れません。代表者氏名、人数をお話ください)また、問合せなども、お手数ですが、この留守番電話にお話しいただければ、改めて、こちらからそちらの連絡先までお返事いたします。

 

鑑賞料金 一般1500円(学生、シニア、障害者割引あり。当日受付にて提示していただければ、それぞれ200円引きさせていただきます)

 

法然院のホームページ (honen-in.jp)