最近はとんと街には行かなくなった。
以前は京都で街と言えば木屋町、河原町、新京極、寺町、
私が遠ざかる頃には寺町東の御幸町通りに衣料、喫茶店等が出店しだし、
今では烏丸までの各通りにそんな路面店が乱立し賑やかになった。
40年前から考えられない環境、変貌を遂げていた。
忙しく仕事をしていた当時は、ほぼ毎日この界隈に出向いていた。
烏丸通りは以前からビジネス街で慌ただしさはあったものの、
一本通りを入るとその喧騒は嘘のように感じられたものだが、
今では辺り一帯は巨大な街に飲み込まれたようだ。

一昨日、烏丸の一本東の東洞院通りに用事があり、
少し時間に余裕があったので、久しぶりに六角堂を覗く。





暖かくなったことだし、
ひょっとしてシダレ桜が、と思い、

比較的観光客は少なかったが、
そんな甘くは無かった、もう少し掛かりそう。

 

 

 

 

 


数年前、桜の撮影でごった返していて気が付かなかったが、
隣のビルのエレベーターから六角堂の全貌が撮影できる?

「馬鹿と煙は高いところへ上る」最上階。
上がり過ぎて屋根しか!









どうも3、4階からがベストポジション。










その当時はこんなシダレ桜も立派なビルも確かなかった。

 

 

 

 

 

 




本堂だけがその当時のなごり、










この前気づかなかったが
池の隅に浮かんでいる太子堂の白い建物。







池坊関係の施設と思われるが、
壁画には金箔を施した鶴の絵?

聖徳太子沐浴の古跡の池には鶴ならず白鳥、
時間に余裕があるとじっくり観れる。

 

 

 

 

 





正面に戻って、






大きな常香炉を支える邪鬼、
お稚児さんのようにも見えるが、


何れにしてもご苦労様です!






そしてご本尊の如意輪観音像を拝みたいところだが、
最近は目が霞んで遠くて暗い所は皆目見えなくなったので、


失礼してカメラの望遠で、

 

 

 

 

 

 

 

 




何とか望遠最大で凛々しいお顔立ちが確認できた。
帰ってから気づいたのだが、
本堂の裏側にも多くの仏像が安置され、
小窓から拝むことが出来るらしい。
今度行く機会があれば覗いてみよう( ´艸`)。