年が明けてから何かと忙しい。
定期的に昔の映画、ドキュメンタリー映画に接する、
それ以上に昔、精神的余裕、更に金銭的余裕も無くて、
見過ごしてしまった音楽、ミュージシャンを腰を入れて聴きだしている。
先月ビリー・ホリディ、今月はやはり細野晴臣。

はっぴいえんど時代の1971年アルバム『風街ろまん』
「夏なんです」作詞:松本隆、作曲:細野晴臣

田舎の白い畦道で
埃っぽい風が立ち止る
地べたにペタンとしゃがみこみ
奴らがビー玉はじいてる
ギンギンギラギラの
太陽なんです
ギンギンギラギラの
夏なんです

細野晴臣の低い声が沁み渡る。





来週の京都は4月下旬並みの陽気になるそうだ。
三十三間堂の向かいの法住寺の梅も咲き出している。









正門では無く、何と言っても竜宮門の紅梅。







まだ見頃には程遠いが、
その時は三十三間堂の朱塗り門と回廊が隠れてしまう。

お隣には俵屋宗達の襖絵、杉戸絵、
伏見城落城の際、自刃した武将たちの
血のりの染みた板を使った「血天井」が有名な養源院。









法住寺の竜宮門の梅は私の知る限り、
どこの梅より紅くて濃い、
それはまるで無念にも自刃した武将たちの鮮血の様に、

 

 

 

 

 





南奥に見えるは秀吉が創建した方広寺の南大門。
これも見頃の頃にはスッポリ覆われる事だろう。