長引くロシアとウクライナの戦争。
このまま続けばウクライナは自然敗北するとも言われ出した。

これ程不公平な戦争は無い。
ロシアの攻撃が始まってウクライナ全土に無差別的に、
生産工場施設、住居も学校、インフラ関係の道路、発電所、水道施設、
肥沃な農耕地帯も容赦なく攻撃を加え不毛の大地に変えてしまい、
戦争が終わっとしてもウクライナが戦争前の状態に戻るのは、
途方も無い年月が掛かるであろう。
片やロシア本土へのウクライナの攻撃は基本軍事施設に限り、
ロシア領土の割合からすると1%、おそらくそれ以下、ゼロと言ってもいいほど。
ロシアからウクライナ本土攻撃100%対ウクライナからロシア本土攻撃0.1%。
これはハッキリ言って戦争では無い。

昔、不良債権化したビルを乗っ取るヤクザの手口。
核をちらつかせて阻止しているのか?
プーチンが暗殺されれば事は収まるのだろうか?そんな簡単ではない。
ロシア本土に同じようにウクライナが攻撃すればロシア国民も目が醒めるのか?
突然攻撃してきて、自国の国土を攻撃されるのは許さない理不尽さ。
ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴは9日、
国内9州の1024町村で停電が発生したと明らかにし、国民に節電を呼びかけた。
ロシアによる昨冬の大規模ミサイル攻撃で国内の火力発電所が被害を受け、
電力供給が追いつかない状況だという。
9日の平均気温が氷点下15度まで下がり、
電力需要が大幅に高まったことが今回の停電の直接的な原因となった。
日中は隣国のルーマニアとスロバキアから供給を受けているが、
それでも電力不足を解消できておらず、被害を受けた発電所が復旧途上にある。
この時期の電力不足、水の供給、食糧不足は生死を左右するもの。


大阪府の吉村知事は年頭に「大阪・関西万博」について、
能登半島地震の影響で縮小や延期をする可能性を否定し、
「二者択一の関係ではない。万博があるから(復興の)
費用が削減されるものではない」と述べた。

この方の言論、パフォーマンスはコロナ禍の時も、
「コロナに効くのではないかという研究結果が出た」と述べたうがい薬は、
コロナウイルス対策に有効かのように発表し、使用を推奨した一件だが、
吉村知事が期待を表明していた研究が2年後、ひっそりと終了している。
根拠の無き、大阪府民の好感度を上げる為のスタンドプレイが目立つ政治家。

「大阪・関西万博」は当初、
維新の会の目玉政策として推し進めてきたが、
予算が膨れ上がり世間の批判も高まり、工期の問題が急浮上すると、
まるで歌舞伎役者の早変わりのように、
政府に責任を転嫁、国の政策なので何としても予算組、
開催に間に合うように工事編成を政府に強く求めだす。
ここでも二枚舌、万博が失敗すれば政府の責任、
成功すれば維新の手柄。すでに予防線を張ってしまっている。

 


誰が考えてもこの時代に全くそぐわない万博を強行する必要があるのか?


前の時点で吉村知事は「大阪・関西万博」は国家事業と断言しているので、
この段階でで「二者択一」の権限を持っているのは政府で、
大阪府知事では無い。政府は限られた予算から何が必要かが求められている。
緊急に求められているのは孤立している住民の水、食糧、風呂、トイレ、仮の住居、
道路、送電などインフラ整備、かなりの予算と運搬車、重機、多くの作業員。
結果的に全て「大阪・関西万博」とバッティングしまうのである。
政府に緊急に求められているのは状況的に「二者択一」、

では無くて一択しか無い筈。
死に体の岸田政権に国民の信頼が戻せるのは今でしょう!
得体の分からない、

ゆくゆくは国民をギャンブル漬けにしてしまう可能性高いカジノ構想、
そんなモノより、目の前の国民を助けるかじ取りをした方が、
八方ふさがりの自民党にとっても巻き返しのチャンス。
しかし、そうは問屋が卸さないのが世の常、
吉村知事も「大阪・関西万博」を撤回して、
能登半島地震の復興に全面協力しますと言ったら、
一挙に国民の信頼を得て野党第1党、それこそ政権与党のチャンスも?
これもやはりあり得ない事で、

「大阪・関西万博」は元維新の会代表の橋下徹氏の政策で、
カジノ構想は同じく前大阪市長松井一郎氏の一押しの政策。


要するに橋下徹氏も松井一郎氏も潔く政界を去ったように演じているが、
吉村知事は維新の元代表者の政策を忠実に実行してくれる看板役者、
意地悪く言えば操り人形。
すでに維新の会は橋下徹氏と松井一郎氏の院政下に置かれている気もする。
新しい政党は日本ではなかなか育たないものだが、
維新の会だけは稀に見る展開、躍進を示している。
元弁護士、政治家が考える単純なモノでは無く、
どこか売れっ子の脚本家、メディア、大衆心理、時代を読むアドリブ感、
そんなものを備えたキレる芸人、フィクサー、そんな影の存在を感じざるを得ない。
だからと言って国民の為になる政策、尽力すのは、また別問題である。

それと気になったのが昨年はジャニーズ性加害が問題となり、
万博アンバサダーを務める関ジャニの起用にも責任問題が浮上。
この時も吉村知事は的外れな、
関西の為に頑張っているとの事で、問題にしなかったが、
ジャニーズ問題が下火になる頃、同じくアンバサダーの宝塚歌劇団、
追い打ちを掛けるようにダウンタウンの松本人志。
オカルトは信じたくないが、ここまで問題(凶)が浮上するのは、
やはり「大阪・関西万博」は危ういものが潜んでいるような気もする。
三国志時代の政治家、天才軍師であり、占いにも長けていた諸葛孔明なら、
おそらく必要性の無い万博より、能登半島地震の復興を選択するするのでは?