年末になる何気なくやっている事がある。
スーパーに行った時に正月料理の下調べ。
昔は各家庭で奥さんが数日間手間暇をかけて作ったものだが、
このご時世、そんなおせち料理を作る人は殆ど見かけない。
だからこの時期、通販のおせち料理の争奪戦が年々激しくなる。
私の購入するのは棒鱈の煮、黒豆煮、昆布巻き、鱈の子の煮付け、
そして「ごまめ」、その他数の子、有頭海老、伊達巻等もあるが、
前もって用意するのは保存の効く5点。
「ごまめ」はハッキリと言って必要かと言えばそうでも無いが、
何となく正月の気分になるのでつい買ってしまう。
その他は原材料産地、メーカー、袋からでも出来具合を吟味するが、
「ごまめ」はいつも適当だ。今まで気にしていなかったが、
実際スーパーで売られている「ごまめ」には、
大体「田作り」と表示されていて、「ごまめ」の表記は殆ど無い。
関西圏では昔から「ごまめ」と呼ばれていて、
「田作り」なんて言葉は全くピンとこない。東京弁、もしくは標準語?
調べてみると、イワシを田んぼの肥料として使ったところ
五万俵もの米が穫れて大豊作だったことから、らしい。
関西では元々弱くて小さい魚のカタクチイワシを「ごまめ」と呼び、
大阪弁では「半人前の子供、大目に見られる子」の意味に拡大。
これは私の育った尼崎ではあまりそんな認識は無かったものの、
小さなカタクチイワシの甘露煮は「ごまめ」以外何物でも無い。



五日前の左京区の真如堂。

 


出来れば枯れた光景を撮りたかったが、











意外と赤門の紅葉が残っていた。











正面の参道ではお寺の関係者が枯葉を掃除中。










右手の参道も散り紅葉が残っているものの、
黄色い葉の庭木が目を引く。










もちろん名前は知らないが、











この年になると葉っぱにも郷愁を感じる。







辺り一面は枯葉、

 


よく見るとそれに混じってピンクの枯葉?

 

 

 

 

 

 

 

 

 



縣井観音堂横のサザンカの花びらだった。











経堂周りもこれ位が最も落ち着く、







僅かだが紅葉も残っていた。



杉木立に紅いモミジも良い。











艶やかな敷きモミジは終わっていたが、本堂裏もようやく、












薬師堂辺りは余り紅葉はせず、
私の知っている限りこのような黄葉景色となる。











薬師堂前の春先に黄金の花を咲かせるサンシュユ。











今はこんなにも美味しそうな実を付けている。








その下でそれを啄む二羽のカラス。

 



カラスはもの凄く仲間意識が強く、
仲間が窮地に追いやられると助けようとするが、
この時はサンシュユの実が余程美味しいのか、
奇声を上げて奪い合っていた。









ここでも黄色い葉の庭木が、











これは冬枯れの三重塔と言って良さそう。

 

 

 

 

 

 






掃除のおじさんは参道の片側はもう直ぐ終わりそう、
果たしてもう一方は今日中に終わらせるのか、
要らぬ詮索をするおせっかいもの( ´艸`)。