昔はこの時期に下鴨神社、糺の森にやって来る人は殆どいなかった。

 


ところが最近、たぶん世界遺産に登録されてからは徐々に増え続け、
寂しい感じは消え失せ賑やかに明るくなり過ぎて、
同時に神秘性、厳かさもどこかに置き忘れてきた感じもする。

 

 

 

 

 

 





河合神社のイチョウが辺りを黄葉に敷き詰める。

 

 

 

 

 

 

 





無惨なモミジの枯葉がイチョウの葉を受け止めている。

 

 

 

 

 

 






糺の森も枯葉に覆い尽くされる。











以前は河合神社の壁を隔てて糺の森側の一面が
イチョウの葉で覆い尽くされ、なかなか風情があったが、
今年の紫陽花の咲く頃、花壇の様な設えになってしまって、
早くもその光景は過去のモノになってしまった。




その先の私が好んでいた元池庭園の遺構は、
2年程大規模な整備が行われていて、その入り口付近には、
新たに末社の真新しい鳥居が奉納されていた。

 


新しい庭園としてその内お披露目されるのだろう。











昔の事を思い出そうとするが、余りにもかけ離れていて、











馬場の右手は私が社務所に毎月、
事務所の駐車場代を収めに通った頃は、
確か祠は1社も無かったのに、今では8社近くあるのかな~?









40年ほどの月日が経っているので、記憶も曖昧。











世界文化遺産登録の基準は詳しくは知らないが、
こんなにも新しい施設が増えていってもOKなの?



当時は仕事が忙しくて、紅葉など鑑賞している余裕など無かった。
それにしても、バカだったからお金にもならない事ばかりやっていた。
今思えばもう少し頭を使って社会に順応していれば、
もっと楽な生活が出来たかもしれないが、
果たして生まれ変わってそれが出来るか?おそらく無理( ´艸`)。



糺の森を一巡りして河合神社に戻って来た。

 

 

 

 

 

 

 

 




気のせいか、イチョウの葉が来た時より少し濃くなっていた。