もう晩秋と言ってもいい季節なのに、
京都の街中は一向にそんな気配が無い。
お隣の滋賀では琵琶湖の水位が下がり、
小島に繋がる“幻の道”が出現し、
フランスの修道院モンサンミシェルのようだと話題( ´艸`)。
思いのほか雨は降っていないが、
予想以上にこのシーズンの京都の紅葉はマシだ。
澱んだ池は臭いがしていただけないが、
表面を薄っすら覆うこれ位の藻は、
透き通った水面より風情があって良い。
手前の落ち葉は事前に掃除されたか、
風が彼方に運んで行ったかは知る由も無いが、
井戸跡の奥にはそこそこの量が、
無惨に枯れ落ちかけていた土蔵裏のモミジが息を吹き返す。
この時期、山茶花を目にする事が多くなる。
一見椿の様に見えるが、葉を見る限り山茶花のようだ。
今年の晩秋は雨と風が少ないので、
落葉しないモミジが残っていると言うことか?
建屋に入るつもりは無かったが、
この分だと床モミジが撮れると思い上がり込むが、
晴れの日は意外にも反射が反映されない事を忘れていた。
玄関先に十数個の植木鉢、秋口のフジバカマ同様、
京都府絶滅危惧種のキクタニギク(菊渓菊)が並んでいた。
見たこともないミツバチ?
ともかくチューチューと美味しそうに吸っていた。