記憶力が悪いのは昔からだが、最近頓に酷い。
西京区大原野のフジバカマ祭りに行くつもりでいたが、
気が付いてみると期間を過ぎていた。
そんな時に革堂行願寺に生息するアサギマダラの情報を得て、
本来ならば青空に何頭ものアサギマダラが飛来する姿を
ご披露する予定だったが、



革堂行願寺を拠点に行われる藤袴祭は、
寺町通りを中心に下御霊神社、洛陽教会、新島会館、歴史資料館、
梨木神社、蘆山寺、下は四条通り近くの花屋、西は護王神社、
こちらのハリストス正教会でも、




広範囲に展開するこの催しは本来、
京都に自生する野生種、絶滅寸前種の藤袴の保全育成が目的だが、
主役はここに来てアサギマダラに替わろうとしている、革堂行願寺では。。。



と言ってもこの主役は極めて控えめである。












堂々と蜜を吸っているのを見た事が無い。

 

 

 

 

 

 

 

 





いつも日陰で休んでいる。











その様を容赦ない人間様がシャッターを押す。











多くの方が羽を広げる瞬間を待っているが、








カメラ馴れしていないオヤジが近距離でフラッシュをたいてしまった。



ほとんど動かないアサギマダラが見た事も無い動きで飛び跳ねて、
そのまま飛び去るのかな思っていたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


上空を暫く旋回して何事も無かったようにほぼ元の場所にぶら下がった。












その間にも無数の蝶と蜂、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知らない昆虫がしきりに蜜を吸っているのにも拘らず。











この日は2頭、境内奥のアサギマダラは少し小さめだが、







春には南から北へ海を渡る蝶、
秋には北から南へと旅する蝶の羽は痛みも酷く、



子孫を繋げるために蜜を吸うより、今は只々、
これからの過酷な長距離移動の為の休息。




お休みの所を撮るのは
ひょっとしたら迷惑行為になるかもしれないが、
他の蝶と違い、これだけ人間の目にアピールするのは、
やはり注目して撮ってあげるのがアサギマダラも冥利に尽きる、
事かも知れない、フラッシュは絶対NG( ´艸`)。



しかし不思議である。
これだけ藤袴の鉢を置く場所が増えて行っているものの、
革堂行願寺以外で目撃をした事が無い。

 

 

 

 

 

 

 



よほど革堂行願寺が居心地が良いのだろう。