日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性は87.57歳。
今まで経験した事無い高齢化社会は確実的に女性優位に推移している。
気楽に「老い」を楽しむコツ『90歳の幸福論』(扶桑社)が
ネットで取り上げられていたので一部抜粋。

---なぜ高齢者はセクシーサイトや映像を見るべきなのか…
東大卒医師「性的な関心が強い人ほど健康寿命が延びるようにも」
意欲を保ち続ける上で大切なのが、男性ホルモンの存在です。

男性ホルモンは、男性のみならず、女性にも分泌されるホルモンです。
男性ホルモンが多い人ほど、様々なことへの意欲が高まる傾向にあります。
男性の場合は年齢とともに男性ホルモンは低下していきますが、
女性の場合は、閉経後に男性ホルモンが増えていきます。
女性のほうが高齢になった際、アクティブに旅行に行ったり、
イベントに出かけたりするのは、
男性ホルモンの働きがあるからだと考えられています。
男性ホルモンを高めるのに、最も手っ取り早いのが性的な関心です。---


それはさて置き、1980年に発表された『ダブル・ファンタジー』は
ジョン・レノン&オノ・ヨーコのアルバム。
オノ・ヨーコは当時「ビートルズを解散させた女」、
特にジョン・レノンファンにとっては最悪の女性として
誹謗中傷の真っ只中の発売。やはり致命的に最悪の評判。
特に2曲目の性行為を描写した「キス・キス・キス」(Kiss Kiss Kiss)。

それ以前、この手で金字塔的な作品は、
1969年リリースのセルジュ・ゲンスブールの
「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ- Je T'aime,...Moi Non Plus」
性交中の男女が自らの肉体の状態を描写する歌詞、
更に女性の喘ぎ声まで挿入される、極めてエロティックで過激な内容。
その声の主は当時の恋人のジェーン・バーキン、
エルメスの「バーキン」 はこの女優から命名されている。

これ以以上過激な曲は発売されないと思っていたが、
「キス・キス・キス」はヨーコの艶めかしい絶頂ボイス、
エクスタシー、オーガズム、ヨーコの真骨頂の雌叫び?
『ダブル・ファンタジー』はジョン・レノン&オノ・ヨーコ、
同じく7曲づつ唄っている。ジョンは5年ぶりのレコーディングだが、
ブランクを感じさせないいつものジョン・レノン。
ヨーコは女性解放戦士としての役割を十二分果たす事になるが、
アルバムとしては矛盾を孕んだ構成となり、
ジョン・レノンファンにとっては悲劇的作品とも言われていた。
その事が影響したかは分からないが、
発売から3週間後の12月8日、ダコタ・ハウスの前でジョンが射殺され、
ジョン・レノンの生前最後のアルバムになってしまった。

話があらぬ方向行きそうなので軌道修正。
この数年で数々のお寺を紹介してきたが、
そんな中、変わり種、印象に残る山門も無くは無い。
今回は新旧取り混ぜて紹介。



烏丸鞍馬口東入の閑臥庵(かんがあん)。







東一方通行の鞍馬口通りを進むと突然出没。
車だとおそらく見過ごしてしまう。



お寺によると、後水尾法皇が御信仰篤く、
もと梶井常修院の宮の院邸を献上されたものである。
初代隠元禅師から六代目の
黄檗山萬福寺管長千呆禅師を招いて1671年に開山。
一見竜宮門に見えなくも無いが、角角していて李朝風にも見える。



駐車場に先には新らしく寄進された羅漢像群。



説明書きには寄進は島津家?何たらと書かれていたような気もする。







大きな特徴的な石灯籠にはやはり島津家の家紋。



普通のお寺とは少し違うような印象。
黄檗宗伝来の普茶料理を京懐石風に提供されているようだ。











東山五条の大谷本廟にも二天門と呼ばれる印象的な山門がある。








その特徴的なフォルムは外側に縦長の円弧状の覆堂を設えている。



東本願寺所有の渉成園にも同じような覆堂を持つ傍花閣がある。











その傍花閣が花見が出来るように二階に上がる事が出来るが、
この二天門には二階に上がる階段は見当たらず。







こちらが門としては正面となるが、
立看が多く撮影はしづらい。



この二天門の建立は不明だが、
1867年に焼失していて、その後1872年、
第21代明如上人の時代に再建され、
1934年の室戸台風で倒壊し、
その後信徒さんたちの寄進により1937年の再建。
それが現在の二天門。







計四つの覆堂も持っているが、
裏面の左右には四天王像の内の二天が安置されていて、
それが二天門の謂れと言われているが、

 

 

 

 

 

 

 

 


もし四つの覆堂の四天王像が残されていたら、
ひょっとして四天門?











この可愛らしいコンパクトな竜宮造りの山門は
天龍寺塔頭の中では異色の中国風の来福門。







竜宮門には形式的にも二階部分が存在するが、これには全く。

 



慈済院の水摺大弁財天が祀られている弁天堂専用の山門で、











実際はこちらが正式の慈済院の山門。












こちらは仁和寺東側の轉法輪寺(てんぽうりんじ)の鐘楼門。












観光寺院では無いので殆ど紹介される事は無いが、
浄土宗知恩院派のお寺。











扁額「獅子吼山(ししくさん) 」。








こちらは初めての訪問で二日前、
小雨降る中撮影させて頂いた。



鐘楼門は2009年に再建された新しいものだが、
二階部分の大釣鐘は江戸時代1764年、
第115代・桜町天皇菩提のために鋳造された鐘で、
高さ9尺(2.7m) 、横は4尺2寸(1.2m) 、重量は千貫(4t) 。
縦9尺は九界の衆生済度、横4尺2寸は菩薩階位四十二位を模すと云う。
洛陽中有数の名鐘とされている。



そして最後はタイムスリップして、
2019年晩秋、左京区修学院の禅華院(ぜんけいん)。



修学院離宮の南、曼殊院に通ずる裏道に面している。

 

 

 

 

 




知っている山門の中でも、最も鄙びているが味わい深い。



「解脱山」の扁額が掛かる鐘楼門、小堀遠州の庭もある。











この撮影から4年程経とうとしているが、
未だに小堀遠州作庭の書院前の枯山水を拝見していない。
その内と言っていたら、いつになるやら?