梅雨(つゆ、ばいう)の語源は梅の実が熟す頃という説、
「毎」日のように雨が降るから、
似ている「梅」という字が当てられたという説、
普段の倍、雨が降るから「倍雨」という、
幼稚なこじつけの様な説など、多数存在する。
何れにせよ、稲の成長に大きく関わるので気になる。

この期間、例年の梅雨にはほど遠い雨量しか振っていない。
しかし蒸し暑さはやはり梅雨で不快指数マックス。
電気料金が気になるがご時世だが、背に腹は代えられぬ、
昨日からエアコンのお世話になっている、アイスキャンディーも。

ほんの数日前、午前中まで雨が降っていた。
夕方までは降る気配が無かったので、
さほど遠くない左京区の真如堂の紫陽花を観察する事にした。



その手前の黒谷さんの境内では紫陽花を見かける事は無いが、
極楽橋の掛かる池周りにほんの少し咲いている。










まだ満開には少し時間が掛かりそう!












今日の目的は雨上がりの紫陽花。












今まで何度もチャンスがあった様に思うが、
考えてみれば今回が初めて。











日本の紫陽花に青が多い理由は、
一つに火山大国だから酸性の土壌が多い、
それと雨が多い。











紫陽花の色のメカニズムは土壌の酸性度と、
アントシアニンとアルミニウムで決まるらしい、
それには大きく雨が関係するらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 



簡単に言うと酸性→青色、中性→紫色、アルカリ性→ピンク色。











紫陽花の別名「七変化」、花言葉は「移り気」。
同じ品種でも花の色が違ったり、時間が経つにつれ変化したり。

 

 

 

 

 

 

 

 



カメレオンのような色が変わる紫陽花は昔、
武士には「寝返る」「信用ならない」と嫌われ、
屋敷の庭へ植える事を禁じる当主もいたらしい。










但し、白の紫陽花だけはアントシアニン色素を持っていないから、
このメカニズムの影響を受けないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 





梅雨に咲く紫陽花、七変化、何とも日本的な花かも知れない。












今度は雨が降り注ぐ中で紫陽花を撮るのも、
老いぼれの遊興になるかもしれない( ´艸`)。