既に巷では藤に石楠花が咲き出している。
古知谷の阿弥陀寺、三千院、天龍寺、三室戸寺が見頃を迎え、
鴨川の源流、雲ケ畑の志明院も咲き出したらしい。
志明院の見事な群生は一度拝見してみたいが、
いつも機会に恵まれず、近場の寺院で欲求を満たしている。

最近のお気に入りは南禅寺の参道。



南禅寺界隈の桜は概ね終わり、
人がなるだけ写り込まないようにしているが、
この日も変わらず大勢の観光客が流れ込んでいた。










団体行動は元々は日本人観光客の専売特許みたいなもので、
コロナ禍前は中国人、あまり欧米系で見かけなかったが、
ここにきて欧米系の団体観光客を見かけるようになった。
まあ、財政難の京都市なので手前勝手な事を言える立場では無い( ´艸`)。









本坊前、水路閣に入る石橋の水路脇の石楠花が立派だった。






石楠花は日本自生の植物と思っていたが、
19世紀に中国からプラントハンターによって西欧に持ち込まれ、
世界中で人気を得た花らしい。

 

 

 

 

 

 

 

華やかでゴージャスに咲き誇るの花の代表。
この後に咲く牡丹も同様に例えられる。
この種の花は最もピーク時は豪奢感がハンパで無いが、
僅かな見頃を過ぎると、途轍もなく惨めさもハンパで無いので、
なるだけピーク時を撮影したいと思っている。



この日の頂点は一番手前のひと際大きい石楠花。












日本シャクナゲの花の色は赤・白・薄桃色、多くはこの薄桃色。
西洋シャクナゲは紫・ピンク・赤・オレンジ・黄等もあるらしいが、
黄色の石楠花のピークは想像するだけで溜息が出そうだ( ´艸`)。









 

その他の石楠花はこれから見頃を迎えようとしていた。











水路閣のカエデも成長が著しい。












お若い女子の定番撮影スポット。

 

 

 

 

 

 

 






その上の高徳庵のモミジ参道を確認しに行ったが、
成長はまだまだだったので写真には収めず。











進入禁止の琵琶湖疏水の先を望遠レンズで覗くと、
辺り一面に射干の群生が咲いているようだった。