国立京都国際会館は確か以前は
宝ヶ池国際会議場と呼ばれていたと思うのだが、
日本で唯一の国立国際会議場には違いは無く、
一般的に入場は出来ない施設である。
その施設の庭園で3/26~29の四日間だけ、
入場無料の花見が開催されていた。



建物は50年ほど前に入った事があったが、
庭園は初めて、





建物は日本のモダニズム建築の代表作とされる向きもあるが、
完成当時は何かと物議を醸していた。

 


設計の特徴は日本古来の合掌造り様式と現代的建築様式の融合。
それ故に日本庭園には鉄筋コンクリートの八つ橋が架けられている。

 

 

 

 

 

 

 





その日本庭園内には桜は殆ど植えられていない。








奥の小高い丘に桜園が設けられ、数名の来訪者を確認。



池には水鳥、中央には噴水口?







この場所、この季節に白鳥?

 


そう言えば池に面した施設名がスワンと名付けられていた。
ひょっとしてここで飼われている?










噴水口はミシシッピアカミミガメが占拠!











初めてこの建物を見た時、凄く違和感があった。
半世紀前、よく神社仏閣の改築や新設で、
近代的な鉄筋コンクリートの耐久性を重んじ、
更に伝統的な日本家屋、寺社建築を意識過ぎて、
訳の分からない収まり方している寺社仏閣が造られていた。
その象徴がこの巨大で重厚なこの建造物?
建築家はモダニズム建築家としての担い手、
モダニズムと伝統、京都を意識し過ぎたあまり、
しかし合掌造りは京都の伝統建築ではない。
無機質な灰色はまるで海上に浮かぶ戦艦ヤマト、あくまでも私見( ´艸`)
小賢しい建築論は桜の季節にかなり違和感があるのでここまで。




建設されてから60年ほどしか経っていないので、
それほど大きな樹木はなさそう。










先ほどのスワンがシダレ桜に覆われて、











丘には陽光に浮かび上がるソメイヨシノ、











路面にすでに散ってしまった花びらが積もっているが、
十分すぎる桜日和、










この白いシダレが最も背が高い、







施設は宝ヶ池公園が隣接しているが、

 


右手の川向うは子ども公園、川沿いの桜も満開。











この花見の催しは最近できたばかりで、
極めて来場者少な目で、まだ穴場的な存在。





国立京都国際会館を後にして、
宝ヶ池公園のプリンスホテル側の出入り口。

 


桜の名所では無いが、
奥にはこの時期にふさわしい桜が開花していた。











公園内は通らずトンネルを抜けて正面入り口。

 

 

 

 

 

 






もう三十年ほど前、修学院離宮の近くに住んでいる時、
何度か息子とマウンテンバイクでここに遊びに来て、
一度だけ足漕ぎボートのスワンに乗った事があった。