もうすっかり暖かくなると思っていたら、
昨日一昨日は思いのほかヒヤッとしていた。
体調管理がままならぬ小生の身体とは関係なしに、
気まぐれな東風は確実に梅の匂いを届けている、
二、三日前の嵯峨野の清凉寺の境内にも。。。



同時期に多宝塔横の馬酔木にも、








辺りの早咲きの河津桜は全く気配なし。



と言っても梅も思っていたより寂しい。







然らば、今回は屋根に掛る梅の景色でお茶を濁す。



湯豆腐屋の白梅を仰ぎ見る一切経蔵。











阿弥陀堂前の紅白の梅は既に紅梅は見頃を過ぎ、
八重の白梅がムクムクと勢いを増していた。









聳える仁王門に背伸びする梅。











本堂の釈迦堂、










梅の匂いが降り注ぐ釈迦堂の大屋根。






帰りしな多宝塔の裏に回り込み、
昨年見つけた白梅を眺めてみる。







つい最近修復された狂言堂、鐘楼の屋根、
その奥は屋根は東山の六道珍皇寺にある、
小野篁が通った冥途の入り口「死の六道」に対して、

出口の「生の六道」の井戸のあった福正寺に関係する嵯峨薬師寺。

 


現在は清涼寺の塔頭寺院、その本堂の大屋根。