今年三回目の京都市の雪は、
朝方、日中も降るには降っていたが、
小雪が舞うほどだったので、
瓦葺屋根の雪は午前中には消え失せていた。
それでも僅かな期待で下鴨神社の西参道の鳥居を潜る。
思いのほか屋根には雪が残っていた。
基本由緒ある神社の屋根は檜皮葺(ひわだぶき)なので、
地面に雪の気配が無いにも関わらず、
楼門を正面から捉える為に西側の通路を歩くと、
随分前に下鴨神社の駐車場を借りている時、毎月、
糺の森を抜けてこちらの社務所にガレージ代を収めに来た。
5年程借りていたので少なくとも50回、事務所から往復20分位だが、
仕事が忙しい時は面倒だな~と思っていた。
何故か銀行振り込みでは無く、手渡しだったのか、
今でもそうなのか?
表参道はキレイさっぱり、
楼門の屋根には今にも崩れ落ちそうな残雪。
反り橋の光琳の梅が綻び出していた。
回廊は予想以上に雪を残していた。
日陰なのか3センチ以上も、
光琳の梅、楼門の雪、
形の良い花弁をマクロ撮影しようと思ったが、
なかなか見つからず、いつもの撮影。
なるだけ人が入り込まないように撮影していたが、
この時期でも参拝客が途絶える事は無かった。