今年の冬は珍しく雪がよく降る。
既に三回目、京都に長く生活しているが、
あまり記憶に無い。

日本海側の大雪は南米ペルー沖のラニーニャ現象が
大きく関係しているのは周知の事実。
繰り返されるラニーニャ現象とエルニーニョ現象。
ペルー沖の海水温が高いか低いかによって引き起こされる、
地球規模のメカニズムは以前から分かっている事が、
ここに来てその規模が地球温暖化により、
日本列島を覆う偏西風を大きく蛇行する事により、
より一層規模と範囲も広げる事になっている。
これは日本に限らず、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、
南北アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸、
すでに制御不能、地球全体に悪影響を及ぼす事になっている。

その影響か、この時分は市内の至る所で梅が綻ぶ時期なのに、
あまりいい便りが入ってこない。



雪は朝方に降ったみたいで、
屋根瓦に1、2センチ程しか積もっていなかったので、
左京区の金戒光明寺の山門にも僅か痕跡を残していた。









この日は降ったり止んだりと、
小雪がせわしなくチラついていたが、
参道には積もる程でなく、アッと言い間に溶けていた。









それも境内の諸堂、塔頭寺院の屋根には、










御影堂横、「熊谷直実鎧かけの松」の右手、
この辺りに梅の木があったはず、










こちらの紅白の梅はまだ若木だが、
早くも両方共に綻び出していた。






その近くの梅の老木は蕾を一気に大きくさせようとしていたが、
屋根の雪がそれをはしたないと窘めて居る、様にも見えた。

 



私は自慢では無いが約70年、我がままにつくづく能天気に生きてきた。
しかし、それ以上に宇宙開発の携わる企業、関係者に何の疑いも無く
エールを送り続けるメディア、知識人、政治屋の先生、タレント諸氏、
現在のある程度信頼おけるデーターを基に考察した場合、
近未来、将来的に宇宙開発がもたらすメリット、
その恩恵は僅かなモノで、それ以上に人類、地球に対して、
計り知れないデメリットを生む事にもなりかねないが、
資本主義経済を狂信的に崇拝している人々にとっては、
アリガタイご本尊のように捉えているのだろう。
つくづく能天気な方々と思う、雪と梅。