京都に住んで50年以上過ぎようとしているが、
降雪は年々少なくなってゆき、
最近は降っても一日二日で跡形もなくなっていた。
今回は昨日の夜中も北の方では積もる雪が降っていて、
当分は雪の余韻が残りそうだ。

数少ない雪の撮影チャンスに老体に鞭を打つ。
そんな大げさな事では無いが、
そう言えば近場の京都御苑の雪景色は撮った事無いので、
早速伺ってきた。

いつもの烏丸丸太町近くの入り口から入る。
3時前だったので余裕が無いので、
閑院宮邸跡か九條池と迷ったが池に向かった。



何度も撮影している拾翠亭が今まで見た事の無い出で立ち。











反対側には凍てつく水面にカモ数羽が何事も無く泳ぐ。












厳島神社の出島もすっかり雪化粧。











南の空は晴れているが、







橋を渡り、遠くには京都御所。



御苑内のメインの通りには
大き目砂利が敷き詰められている為、
水はけが良いのか、殆ど積雪が確認できない。











出水の小川方面、堺町休憩所の大きな楓も綺麗に雪を纏う。











芝生には15センチ以上の雪。





ここで思案六法、
京都御所の拝観は自由で制限無いが、
一方、仙洞御所は予約制で定員20名、
当日枠がある場合は入り口で申し込む事が出来る。



最終の3時半までは後30分ほど、




こちらが本来の仙洞御所の正門で、
その北に大宮御所の正門が設けられていて、
少し前までは大宮御所の正門が拝観の入り口として使われていたが、
現在は北の小さい門が仙洞御所拝観入り口として使われている。

 



すでに何回か伺っているが、紅葉の季節は予約で空きが出ない。
その上、コロナ禍の規制が解除されてからは予約無しでは無理、
ましてや雪の仙洞御所は?



仙洞御所がダメなら京都御所と決めて入り口。
この大雪で予約者のキャンセルが出ていたみたいで、
すんなり申し込み完了、ラッキー!



すでに20分前だったので休憩所で待つ事になったが、
折しも上空が暗くなり、雪が澹澹と降りしきる。
前途に暗雲が立ち込めるが、
雪に浮かび上がる仙洞御所の庭園の全貌は次回、乞うご期待!