今年も危うい気配のなか新年を迎え、
いつもと変わらない日常生活が始まった。
三条通りの西友に買い物に行く時、神泉苑の御池通りを通るが、
年末から法成就池のピンクのサザンカが目を引いていた。
新年早々だが法成橋の左手は工事中。
確かコロナ禍、境内で営業する料亭「神泉苑平八」がお寺側と揉めて、
その結果明け渡しが命ぜられ、それに伴う撤去工事が始まっていた。
法成橋で参拝に訪れた親子はそんな事を気にする様子も無く、
法成就池の鯉に餌を与え、鯉と戯れる景色。
今日の目的は京都市勧業館、今は「みやこめっせ」?
ほとんど縁のない会館。
随分前にリニューアルされる前、
京都古書店組合の仕事をしている時に一度だけ、
関係者が催事の準備で勧業館にいるとの事で、
緊急で寄った事があった。
このモニュメントはそのリニューアル時に作られ、
説明には1996年制作、清水九兵衞「朱鳥の舞」。
その「みやこめっせ」で盆栽フェア「雅風展」なる催しが、
1月6日(金)~8日(日)までなされていた。
この手の催しは初めて!
本来この手の遊びは好きなはずだったが、
30年以上前に世界的に注目されていた
盆栽アーティストの企画をして手痛い経験をした。
そのアーテストは見かけによらずとんだ食わせモノだった( ´艸`)。
それ以来素直に楽しめず、遠目に見るようにしていた。
「雅風展」は日本最大の小品盆栽展&販売会で、
既に48回の続けられている凄い催しらしい。
何せド素人だから説明が全くできないので、
作品写真が続きますので何卒宜しくお願い致します。
内閣総理大臣賞をはじめ栄えある賞に選ばれた作品他、
京都市長や「いらっしゃーい!」でお馴染みの桂文枝さんの作品も、
Wikipediaによると盆栽は広義では鉢植えをいうが、
一般的には狭義で花盆などの器物に草木を栽植して
樹姿を整えて盆中に景を表現するもの。
剪定や針金掛け等を施して樹の成長を抑制して整え、
盆型の鉢植えで栽培されたものをいう。
唐の時代の「盆景」が平安時代に日本へ入ってきて、
古くは「盆山」「鉢木」「作りの松」などとも呼ばれた。
本格的に鎌倉・室町時代、庭園同様日本独自に発展してきた盆栽。
中国でも盆栽は受け継がれているそうだが、基本は「盆景」らしい。
又、盆栽には細かな仕立てのルールはあるものの、
華道のように流派などはないらしい。
黒松に代表される常緑植物の松柏盆栽、
季節によって姿を変える楓、ケヤキ等の葉物の雑木盆栽、
花や実を付けてくれる見物の雑木盆栽に大別されるそうだ。
植木鉢と違って盆栽鉢の形状は色んな種類が存在するが、
値段もピンからキリ、これはコレクターアイテム?
盆栽の世界を小宇宙に例える方もいるが、
ある意味自然の成長を強制的に止めて、
自分の思い通りの形に強引に持っていくやり方は、
ある意味サディスティック、エゴイズム?
時間と手間暇を掛けなければこの様な作品は出来ない。
来てみて思ったのだが、年寄りばかりと思っていたが、
結構若い方も来られていた。
若い女性もチラホラ、それと外人もそこそこ。
個人的には大きな盆栽より、
小さ目の手のひらの乗るようなサイズが興味を持った。
紅葉時期に楽しめそう。
盆栽道具5点セットが割引で2万円。
自分でも出来そうな気もするが、この道楽は最もお金のかかる遊び。