先日、感動の古知谷阿弥陀寺を後にして、
大原三千院のバス通り道、まだ日暮には余裕があったので、
ついつい立ち寄ってしまった。
付近の民間の駐車場はほぼほぼ詰まっており、
以前の活況を取り戻しつつあった。
コロナ禍以前は満杯状態が多かったが、
実はそれ以上に凄まじかったのが、
1970年代に京都を闊歩したアンノン族の時代だった。
当時は駐車場に止められない車が立往生するほどだった。
時間に余裕があるものの、
参拝するほど時間が無かったので、
この界隈を一巡り。。。
三千院の朱雀門階段、石垣壁沿いには落葉が積もる一方、
国宝阿弥陀三尊像が安置されている往生極楽院が建つ有清園で
紅葉を撮影する観光客の歓声が微かに漏れていた。
活気を取り戻した御殿門の土産物屋を素通りし、
津川手前辺り、
人気の実光院を素通りし、勝林院前の川沿いを下る。
観光客が数名が受付で手間取っていた。
こちらもこの時期人気の宝泉院。
50年前、嫌、遥かいにしえからほとんど変わらない景色?
又、重厚な三千院石垣は築城で名高い近江坂本の穴太衆によるもので、
おそらくこの一帯の石垣も同様に築かれたのであろう。
津川(りつせん)に架かる芋穂橋。
三千院の土産物屋はコロナ禍で一時休業していた店も多いが、
ほとんどは以前と変わらず店を開いている。
芋穂橋袂のこの土産屋は稼ぎ時のこの時期でも開いておらず、
ショウウィンドウに貼られてあるセコムのステッカーが物悲しい。
紅葉では無いが、最もロケーションが良いのに残念だ。
これから晩秋にかけて落葉は激しくなり紅葉も進み、
鮮やかなモミジが一層モノ悲しく、この辺りを儚く染める筈。