先日の清滝での帰り道、清滝トンネルを抜け、
行く前は陽光に紅く照らされていた愛宕念仏寺の紅葉は
既に赤黒く、参拝者も途絶えていた。
そのまま進めば愛宕神社一の鳥居に出くわす。
何度か撮影している鳥居下の平野屋、つたや。
絶好の撮影ポイントなので観光客も撮影者も多い。
清滝とは雲泥の差。
そんな場面はその時の気分大きく離れているんで、
一の鳥居には行かず、上のバス通りから下山する事にした。
上から覗く愛宕街道、俯瞰で捉える。
紅い鳥居が微かに見える、鮎茶屋平野屋のようだ。
こちらは鮎の宿つたやのようだ。
来る前に二尊院、祇王寺辺りにいつになく観光客が詰めかけていた。
この分だと嵯峨鳥居本、常寂光寺も厭離庵も落柿舎も相当だろう。
ニュースで天龍寺の伽藍に溢れる観光客が映し出されていた。
こうなると人が入らない写真は難しくなる。
これはまだコロナの規制があった、昨年の鮎茶屋平野屋。
そしてこちらが鮎の宿つたや。
途中で北嵯峨野の田園地帯にも立ち寄る。
まだコスモスが咲いていた。
こちらは紅葉の名所では無いので、人っ子ひとりいない広沢池。
ででんでん 道に迷いし 浮き草は 鳴かず飛ばずの 浮浪雲