今週に入り俄に京都市内の紅葉情報が騒がしくなってきた。
嵯峨野の清凉寺、二尊院、山科の勧修寺、
南禅寺の天授庵、修学院の赤山禅院、大原の実光院、
京北の神護寺、西明寺が既に見頃を迎えているらしい。
紅葉狩りの一歩は先ずは京都御苑で足慣らし。

拾翠亭が修復工事を終えてから伺っていないので、
と思ってみたが、9時前ではまだ門は開いておらず、
新らしく出来た竹垣から庭園の柿の実を恨めしく眺める。

 


京都御苑内で果物の実は珍しいのでは?
といつものように能天気につぶやく。







京都御苑で最も早く紅葉するのは拾翠亭先の鷹司邸跡。

 


既に先客の鳩が二羽、庭先でランデブー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



雲が掛かっていたが、予想通りの光景。






国の借金は1255兆1932億円となり記録を更新したが、
こちらは気にすることも無く紅葉を待ち望む。



どうせなら紅を貫き通すほどに赤くなれば、

尚一層よい。










季節の中で最も色彩が揺れ動く時期、











大いに遊び、楽しむのも良い。







鷹司邸跡には老木と大きな石が点在している。
おそらく五摂家のひとつであった鷹司邸の庭園に使われていた遺跡。



どうせなら日が差し込んだ紅葉が良いと思い、
その石に腰かけて陽光を待ってみる。










数分待ちようやく、ほんの一瞬、その後は元通り、
当分は雲が占拠しそうなので、この場を離れる。











フウラン(風蘭)の時期は過ぎ、そこには赤い羽根が添えられる。











少しペースを上げなければ、
気まぐれな秋の天気に乗る事は出来なさそう( ´艸`)。