雲はいつも気まぐれでいつも我々の上空で、
時には気持ちよく漂い、時には風と雨を降らし、
時には怒り狂い稲光と強風を送りつける。
生まれ変わることが出来るのなら、

秋の空高く彷徨う、うろこ雲が良い。



京都市京セラ美術館でアンディ・ウォーホル展が開催されている。
本来なら二年前、京セラ美術館リニューアルオープンの
こけら落とし的に大々的に執り行われる予定だったが、
コロナ禍拡大の影響でこんなにも延びてしまった。




9月17日から始まっているので、優に一ヵ月が過ぎてしまっていた。
二年前だったら、おそらく直ぐに駆け付けたが、熱が冷めたのか?



それは無い、10代から最も注視してきたアーテストなので、








新館「東山キューブ」は初めて?



ウォーホルが亡くなって35年、世間の目から遠ざかり、
若い人等にはピンとこないと思っていたが、
平日なのに多くの人が訪れていた。
断然私の年代より若い人が多い、それも女性。









何と言っても二十世紀最大のアーテストなので、
観覧時間一時間半では簡単には語れない。











京都の紅葉は全体的に足踏み状態だが、
七代目小川治兵衛が作庭した日本庭園には紅葉間近の楓。



よく鳥になりたいとか、雲になりたいとか、
リアル過ぎる惨めな現実から逃れたいためか、
よく凡人はこんな幼稚な願望で憂さを晴らすが、
ウォーホルの場合はやはり違う。
電気製品の一部、ロボットになりたいは有名だが、
最終的に彼の葬儀の時司祭が語ったのは、
あるセレブの指に輝く大きなダイヤに生まれ変わりたい、だった。



ウォーホルは天才なのか?
それは違う、虚飾に満ちた生活、
彼をそう思わせてしまうのは幾つかの理由がある。
その一つがアンディ・ウォーホールの名言、最も有名なのが

「誰もが15分間なら有名人になれる。いずれそんな時代が来るだろう。」

「もしアンディー・ウォーホルのすべてを知りたいのならば、
私の絵と映画と私の表面だけを見てくれれば、
そこに私はいます。裏側には何もありません。」

 



と言っているが、彼の芸術活動は怪奇で不可解な点も多いので、
簡単に感想は述べれない。少し長文になるかもしれないが、
次回に持ち越し。。。