先日の台風14号は不思議な台風だ。
二日前の千キロも離れた場所からでも風を感じたのに、
一番接近した当日はさほど強風は感じなかったが、
二日後の本日、萩の様子に数か所廻って見ると、
台風二日前と同じ風を感じた。

只、萩は思う以上に咲いていなかったので、
二週間前の泉涌寺の塔頭寺院の未紹介の新善光寺。



新善光寺は寛元元年(1243年)8月、
後嵯峨天皇の御願寺として一条大宮の地に創建された。
勅命によって信濃国善光寺本尊と同体の阿弥陀如来立像を
鋳造して本尊とし、新善光寺と名付けられた。
南北朝時代から室町時代に入ると庶民の崇敬を受けて栄えたが、
応仁の乱で灰燼に帰すると1473年に泉涌寺山内に移り、
この地に落ち着いたのは江戸時代の寛文年間だそうだ。



ほとんど観光客が立ち入らないお寺で、
ちょうど山門を撮影していると、
お寺の奥さんが原付バイクで出掛ける時で、
御朱印ですかと尋ねられた。

 



私はそのような収集癖は無いので、その事を伝えると、
お庭だったご自由に撮ってくださいとの事で。。。



使われていない井戸がキレイの残されているのが印象的だ。







最近は特別公開などもやりだし、立派なホームページも作られ、

境内も整備、花の植栽にも気を付けられているようである。



朱の愛染堂は二年前に整備され、
周辺には紫陽花の丘も作られている。





そんな事もあり、
最近は四季折々の花観る事が出来るようになったが、
この時期はやはり咲いている花が少ない。



紫の花はヤブラン?この写真では確認しずらい。
それにしては背が高すぎる、
いい加減な事ばかり言っている( ´艸`)





もちろん紫陽花は無理と思っていたが、
枯れてもいず、緑の紫陽花?



これはおそらくすでに枯れれいるはずなんだが、
色素だけが抜けきって、花弁は形状をそのまま残している。
稀このような色抜けの紫陽花を見かけるが、
言うなれば花の即身成仏になるのか?それは無い( ´艸`)

 



大方丈にはシダレ桜が植わっている庭園が設けられ、
今まで一般公開されていなかったが、
確か昨年初めて公開されていた。

 



残念ながら拝観する事は出来なかったが、
次回公開される事があれば、その時は。。。











愛染堂前には清らかな水を蓄えた池があって、
エサを欲しさに水しぶきを上げる錦鯉と戯れるのも。。。











いま使われなくなった釣瓶の滑車のサビに、
寂しくも侘しくも感じる物見遊山である。