仮想空間のMetaのAIチャットボット(AIロボット)、
「金のために人を利用している!」と、
生みの親であるザッカーバーグ氏を強烈に批判する。

先日、米国オンリーで公開されたばかりの、
AIチャットボット「BlenderBot 3」とBBCとの会話の中、
「マーク・ザッカーバーグのことをどう思っていますか?」と尋ねると、
「公聴会はひどかったですね。あれを見て、
我が国は大丈夫なのかと不安になりました」と国を憂うチャットボット。
さらに「国が分断されていますが、彼は何もできていない。
私たちのことが心配です」。更にチャットボットの批判は
「彼の会社は金のために人から搾取してますが、
彼はそんなの気にしてませんよ。やめるべきです。
我々もいよいよ団結しなくては」。
これはネットワークに蓄積している、
ザッカーバーグ氏の行い、大衆の評判を分析した、
客観的なAIロボットの評価であるが、
それを想像力のあるメディアの記者が、これは、
すごいAI革命家が誕生する予感…。と締めくくっているが、
これはまだプロトタイプ(実験用)のAIロボットなので、
修正が加えられ、正規版は生存基盤、資本家、
又は独裁者を非難する文言はフィルタリングにより、
完璧に抹殺されるので、民衆本位の革命は起こりえない( ´艸`)。
中国のAIロボットによる国民管理を見れば一目瞭然。


9月3日、この日は西本願寺の書院「浪の間」が
一日だけ特別公開されるとの事で伺ってきた。

 



御影堂門と阿弥陀堂門の間から京都タワーが見える。

 

 

 

 

 



入口付近で守衛の方に書院「浪の間」の場所を尋ねたが、
突発的なイベントだったのか、全く認知してなかった。

 



おそらく白書院、黒書院の辺りと察し、
国宝の御影堂門の南側に移動。







やはり、唐門の近くの玄関に多少の人が、

 



しかし予想していた通り、書院内は撮影禁止。


書院造りとは、公家の寝殿造に対して武家の住宅様式の事で、
書院とは書斎を兼ねた居間の中国風の呼称であるので、
一般的には簡素なイメージ、そして茶の湯文化の広がりにより、
草庵風の趣に発展した数寄屋造りは、華やかさとは反するモノである。

しかし西本願寺の書院(対面所・白書院)は豪壮華麗、
極彩色で描かれた帝鑑図、金碧花鳥図や彫刻で飾られる等、
初めてこちらの書院造りを拝見した時、正直驚いた。
しかし一方、同時期に作られた桂離宮の古書院は、
極めて装飾性のないシンプルな素材と簡潔な構成。


西本願寺は日本で最大の信徒を誇る浄土真宗の総本山。
阿弥陀如来を本尊とする、法然、親鸞聖人による他力本願、
極楽浄土に導く祭壇が絢爛豪華になるのは分かるが、
書院は本来、住職の寝床、勉学、住まいなるもので、
何故にこれほどまでに贅が尽くされていたのか?
もちろん西本願寺がこの地に寺領を構えるに至っては、
金箔好きなあの豊臣秀吉が大きく関わっている故か?

桂離宮は八条宮家初代の智仁親王によって造営される事になるが、
西本願寺の書院は本来、僧たちのプライベート空間で、
これ程にまで華美、豪壮華麗にする必要性があったのか?
そこにはやはり日本一の信徒を抱える浄土真宗を
最高権力者は何としても手中に取り込む必要があって、
蠢く修羅たちを抑え込む為には絶対空間、威圧的な装置が必要だったのか?

本来ならば公家方が豪壮華麗を求めても様さそうなのだが、
この2例は全くの真逆の表現を見せているは興味深い。

公開されていた「浪の間」は対面所、白書院ほど豪壮華麗では無いが、
36畳敷の広間には、襖絵のみならず壁、天井まで波の絵が描かれ、
欄間には大きな房の葡萄の中で遊ぶリスの群れが彫刻され、
それ相応の贅沢な装飾が施されていた。



西側の開口部から南能舞台、その正面が対面所?











前回、修復された唐門は表から拝見したが、
時間が余ったので背後からも鑑賞してみる。











所狭しと唐獅子に牡丹、麒麟に雲、鳳凰、虎、豹、孔雀、
波に龍、鶴など豪華な彫刻に混じってすっとぼけた農民も。。。







御影堂前の天然記念物「逆さ銀杏」。

 


樹齢約380年の大銀杏は低い位置から枝が横にのびていて、
根っこを天に広げたような形から「逆さ銀杏」と呼ばれている。











折角来たので、御影堂、阿弥陀堂にも参拝する。











阿弥陀堂の内陣は荘厳で煌びやかだが、
御影堂の内陣も重厚で落ち着きはあるものの、
やはり煌びやかである。




階段を下りてスニーカーを履いていると、
私より先に降り立ったご高齢の女性二人が、
辺りをうろつき困ったそうな顔をしていた。



その女性の日傘を誰かが持ち去ってしまい、
「お詣りに来てなんで人の傘を持っていくのやろう」
二人は炎天下の中、帰らなくてはならないが、
私とて助ける術も無く、
「この場所でそんな不届きな事をする奴はキット罰が当たります」と、
極めて非科学的な言葉しか掛ける事しか出来なかった( ´艸`)。