昨日、約二か月ぶりに昼間の撮影に出かけた。

 


南禅寺の中門を潜り抜け、右に三門、左に天授庵。












思ったより人が少ない、水路閣も、












後一ヵ月もすれば秋口になるが、
水路閣の新緑は未だに初夏のようだ。











何でもない景色だが、これが私の散歩の景色。












最勝院も何の変りも無い。












春は多くのシャクナゲが咲いていた苔地には、
なに一つの花も見当たらず、











法堂前から三門を見てみる。








その三門まで歩くと、
天授庵の方丈前庭に背の高いサルスベリを発見。



先日、京都御苑で10メートルのサルスベリに発見して
満足していたが、この白いサルスベリは優に12メートル。












牧護庵まで歩くと、すでに紅葉の兆し。











山門より池を見渡すが、睡蓮の花は既に無い。











早くこいこい、秋の風。


長いですので、お時間の許す方限定( ´艸`)。
世の中が良くならないのは、世界中共通の問題だが、
特に日本の政治、生活環境、あれだけ奇跡の復興を見せた経済が
いつの間にか抜き差しならぬ状態まで悪化している。
それを変えるには政治の力を頼る事になるが、
その政治が最も悪い独裁体制を維持しているので期待できない。
ならば国民の声を拾い上げるマスメディア?
これもどうも及び腰、と言うより全体的に政権寄りなのでダメ。

そこで個人の声をリアルタイムに拾い上げるインターネット。
すでに30年になるが、これが一躍拡大させたのがスマホで、
更に個人の意見で社会をも動かすほどになったのは、
やはりツイッターのお陰だろう。


そしてその力を最も発揮しているのがひろゆき氏になる。
彼の意見をネットニュースで見ない日は無いし、
多い時は4、5件も取り上げられている。
これは正直見苦しく、極めて偏り過ぎていて、
他に取り上げるべきリアルタイムで大事な社会問題がある筈。


私はスマホを5年ほど前から持っているが、
基本的に電源は切っている。実際は30年ほど前、
携帯電話がポケットに入るサイズになった時に、
クライアントのたっての要望で持つ羽目になった。
手のひらサイズの通信機器は便利で、
テレビと同様人間の生活環境を変えると思った。
基本私は新しいモノが好きだが、
簡単で便利なモノには必ず落とし穴、沼のような潜んでいて、
最終的には個人の人間には良くない方向行くような気がし、
2代目の携帯を紛失したと同時に持たないと決めていた。
これは原始的な直観力と言うべきものかもしれない。
しかし5年前、母親がほぼ寝たきり状態となり、
姉夫婦から緊急でスマホを持って欲しいと要望に仕方なく持つに至ったが、
その母親もコロナ禍で世の中が変貌する直前の3年ほど前、
96歳で極楽往生を遂げ、緊急連絡用としてのスマホは必要としないが、
公衆電話代わり、カメラとして、現在も必要な時だけ電源を入れている。


日本でツイッターの影響力で最も感じたのは、
ひろゆき氏の安倍元総理の国葬支持。
自民党内でこのツイートまでは国葬の「こ」の字も出ていなかったが、
おそらく最も若い世代に支持されているインフルエンサーの
お墨付きを頂いたので、一気に無謀な閣議決定をしてしまった。

この決断には国民の動向をいつもチェックしている
電通辺りが提案、仕事として成立させたのであろう。
ひろゆき氏は若い世代に多く支持を得ていて、
50代、60代、70代にはまだ遠い存在。

この結果多くの国民が国葬反対を表明し、
ひろゆき氏は故人を偲ぶ厳粛な葬儀をその場しのぎ的に
費用対効果、経済効果を持ち出すほど、思慮無さを露呈。
今は金融庁の国民に投資を進めるYouTubeに出演、
河野太郎デジタル担当相のやけに持ち上げる等、政権寄り?
ある意味国葬問題を立ち上げた張本人が経済活動に忙しくて、
国民に丸投げ?

人類の進化のバロメーターの一つに時間の短縮、
いわゆるスピード感、簡略化、簡単、便利、パーソナル、
スマホはその最たるモノで、若い人が依存症に陥るのは当然。
ツイッターは更に思想、感情、行動まで瞬時に伝達、
その即効性は特効薬に例えられるが副作用も瞬時に生み出す。
前米大統領トランプ氏の暴走は最たる悪い例になるのだろう。
ツイッターは社会の健全化に薬になるが、毒にもなりえる?


又、今現在ひろゆき氏は、
香川照之氏の銀座ホステスのセクハラ問題で論戦を繰り広げている。
香川氏がホステスのブラジャーを剥ぎ取る、
胸部を触る、キスをするなどの性加害に及び、云々。
それに対してひろゆき氏は「キャバクラなど風俗は、
性的被害や嫌な思いをする事で高い給料が貰える仕事です。
セクハラが嫌なら風俗で働くべきではないです。
『他の仕事が出来ないので選択肢が無い』という人は生活保護をどうぞ。
『キャバクラで働いても性的な被害を受けない』というのは嘘です」

基本これには風俗の種類についてひろゆき氏の知識不足が、
間違った主張、誤解を招く事になっているようで、
風俗にはピンからキリまであって、
風俗のサービスを一まとめで論じるのは基本無理な話。
もろ性的行為をするソープランド、ホテトル、
飲み屋形式で性的なサービスをするキャバクラからピンサロ、
性的なサービスはほとんど期待できないスナックから高級クラブ。
簡単に言ってもこれだけの種類があって、
その性的サービスのレベルは0から100位ある筈。
“銀座のクラブ”で働く女性はおそらく
性的サービス0と思って働き出し、
超有名な俳優の香川氏、そして客とホステスの主従関係、
逆らう事が出来ない状況での性的サービスの無理強い。
ひろゆき氏が香川氏の今回の行為を擁護するのが極めて不思議。

私が先斗町のバーで働いていた経験上の話。
ママ以下、数名のホステスが在籍していたが、
常連客から性的なサービスを要求された事は無いし、
祇園の高級クラブよりランクは落ちるが、そのような事は無かった。
只、一度だけ東京の銀座から流れてきたホステスがチーママになった時、
この方の積極的なサービスはホステスもママも驚き、結局辞めてもらった。
この方はブラジャーどころか、パンツでもサービスで脱ぐ方だった。
たまに一見さんがホステスに性的サービスを要求した場合は、
ママが身体を張って、話術でその場を切り抜けていた。
私の知る限り先斗町はそんな風俗店が殆どだった。

更に香川照之氏の過去のセクハラ問題が浮上。
京都の元舞妓による告発。当時16歳だった舞妓が酒を飲まされ、
混浴を強要されそうになった、と打ち明けた一件。
これが事実ならば香川氏は最低な役者の前に最低な人間になる。

女性スキャンダルには寛容な歌舞伎の世界。
おそらく常人では理解できない遊び、独特な因習、
遅ればせながら歌舞伎役者の世界を知り、先輩方の異常な行動も見聞。
押しも押されぬ実力者になり、遊びの世界だけで通じるものを、
勘違いでアルコールとパワー任せに無理強いしたのでは。。。

ともかくツイッター社会を良い方向に向ける力を秘めているが、
なんせ140文字制限では誤解を生む可能性もあるし、無理がある。