こんな無駄な選挙を何年続ければ良いのか?
税金の無駄使い、若い人たちはこんな選挙によって、
何一つ生活は変わらないと感じている。
しかしこれは、私が50年前に感じていた事と同じで、
批判する資格は無いかもしれないが、
残念な事にこれでしか日本における仕事、
生活環境は改善できない事も確かな事である



この暑さにも拘わらず安倍元首相が
おニャン子クラブの生稲晃子の応援演説で、
「あの“悪夢のような時代”に戻ってしまう」と声を荒らげていた。
“悪夢のような時代”とは衆院選で初めて自民党を破り、
政権交代を果たした3年余りの民主党政権の事である。

しかしこれは自民党政権が成立し、
現在の異常と思える社会システムを構築し続けた67年、
既得権益往行の行政、ゼネコンの談合、税の偏った使い道、
高級官僚の天下り、金融、土地の特権的な仕組み、
おざなりにされれきた農業、林業、水産、エネルギー、教育、
何よりも安倍政権時代に噴出した、森友問題、加計学園、桜を見る会、
お友達人事がもたらした不祥事、忖度政治、
日本のアイドル業界はガラパゴス化されていると言われるが、
自民党政権が作り出してきた歪な日本こそがガラパゴス国家で、
悪夢の67年を続けてきた結果が今日の日本の姿である。
要するに10%富裕層、10~25%の自民党政権により恩恵を受ける
資本家とその従事者が支える、身内の為だけの、実際はマイナー政権。
それ故に選挙投票率が増える事は自民にとっては恐怖で、
特に若者の投票率は上がって欲しくないと思っている。
案の定、先進国においては最低で、更に悪化しつつ、思う壺。
自民党政権は“悪夢のような時代”では無いかもしれないが、
“リアルに制御不能の身内の為だけの長期政権”としか言えない。


少し前に日本維新の会の松井代表と鈴木宗男氏の理解不能な発言に、
思わず"本末転倒政党"とレッテルを貼ってしまったが、
訂正、元祖"本末転倒政党"は自民党で、
そのDNAを受け継ごうとしているのが日本維新の会になるのだろう。

安倍元首相は“悪夢のような時代”と言ったが、
その時が日本が再生化するチャンスだったような気がする。
福島第一原発の痛ましい事故、
事業仕分けで蓮舫議員がスパコン開発巡り、
「世界一になる理由は何があるんでしょうか?
2位じゃダメなんでしょうか?」この発言が学者、大学の研究所、
関連企業、知識人、文化人、メディアまでが大バッシング。
2010年の事業仕分けが確実に行われていたら、
日本の将来が大きく変わる大チャンスだったのだが、
「2位じゃダメなんでしょうか?」このワンフレーズで、
既得権益を死守する族議員、その繋がりの強い官僚組織、
メディア、そして国民までが実態を見誤ってしまう。

自民が半世紀も掛かって作り出した強固な結束を崩すのに、
新政権が短時間で簡単に結果が出せるはずも無いし、
忍耐強く、気が遠くなる地道な仕分け作業を、
国民、国の為に鬼になってでもやろうとする蓮舫議員を、
何故に国民は理解し、応援してあげなかったのか、
単純なフレーズとメディアに振り回され過ぎ。
私は今でもスパコンは2位でも100位でも十分、
どうでもいいと思っている( ´艸`)。

日本が根底から変われる大チャンスを妨害したのは、
既得権益を失いたくない自民の族議員、変化を嫌う官僚組織、

それを援護射撃するマスコミ、それを鵜呑みする国民であった。

こんなチャンスはこれから巡って来るのかな、

逃がした魚は大きいかったでは無いが、

ワンフレーズで貴重なワンチャンスを逃したのは確かである。

岸田政権の今回のキャッチフレーズは「決断と実行」
これは如何にも自民党は決断力と実行力を
持っている様に映るかもしれないが、
実際新しい法案を立てて、その法案を国会で承認を得て、
行政で実行に移す一連のプロセスは、
基本政権与党しか出来ない行為で、
わざわざキャッチフレーズの頭に持っていく必要など一切ない。
これは野党が「決断と実行」が出来ない政党しての印象付けで、
選挙民はこんな詐欺まがいの文言でも信じるほどバカなのか?
それともすでに感覚が麻痺しているのか?

例えばこの時期によく耳にする
「野党は文句ばっかり言って、変わる法案も提出しないし、
実際実行もしていない」これは当たっているが、
そもそも優れた法案を提出したとして、
既得権益を守ろうとする自民ベテラン議員によって阻止、
実行に移したいと思っても、その背後の官僚組織の妨害を受ける。
これは政権与党と野党の出来る役割を混同していて、
野党は物理的に政権与党が牛耳っている法案、行政、
その法案の正当性、行政の整合性、税金の使い方に関して、
大先生方が赤坂あたりの料亭で舌鼓を打っている間でも、
政権寄りの官僚組織の協力なしで、独自の調査、徹底的に洗い出し、
国民に代わって問いただす、これが野党の大きな仕事であって、
野党の存在理由である。いつの頃か、野党を貶めるフレーズ、
「野党は文句ばっかり言って、・・・」が浸透しだした。
これはおそらく田原総一朗の『朝まで生テレビ!』。

すでに35年、以前は眠たい中でも見ていたが、
見なくなって20年はなると思う。
何で見なくなったと言うと、当初は意外な人物が起用され、
様々な視点、解釈、意見が入り交ざわり、それなりに刺激的だったが、
見ていると田原総一朗の仕切り方が独裁的で、
気に入らない論客の語りが大事な佳境に入ろうとすると、
躊躇なく遮断、もしくはCMを流す、結局はこの方が世論のガス抜き、
所詮、討論番組を装ったエンターテイメント番組の
司会者と分かった時点で興味も失せ、健康的に睡眠を優先。
「野党は文句ばっかり・・・」は『朝まで生テレビ!』辺りが
従順な国民にステレオタイプ的に植え付けたフレーズなんだろう。


国民はいつも完璧にバカにされてきた?
いつも簡単なキャッチフレーズにダマされる。
その例が田中角栄であり、最近では小泉純一郎。
小泉純一郎は歴代首相の中では比較的人気を誇り、
今でも根強い人気を保っているらしい。
小泉元首相で思い浮かぶフレーズは「自民党をぶっ壊す!」
「抵抗勢力」「郵政民営化」「規制緩和」「感動した」
自民党をぶっ壊すと言っていたが、実際はぶっ壊す事も無く、
外務省の改革を目指していた、
小泉政権の生みの母である田中眞紀子を更迭、
田中眞紀子は政界きっての名キャッチフレーヤー。
1998年の自民党総裁選に出馬した小渕恵三を凡人、梶山静六を軍人、
そして小泉純一郎を変人と評し、大いに盛り上げ注目させ、
人望の無い小泉氏を自民党総裁にのし上げた影の立役者。
一方眞紀子氏は更迭後は、メディアからも変人のレッテルを貼られ、
小泉氏は自民党をぶっ壊す事は無かったが、
生みの母である眞紀子氏を政界から追いやり、
最終的に潰してしまったようなもの、何と薄情な人と思った。

「規制緩和」は大企業の独占的な営業権を洗い直し、
小資本でも新しい活路を見出す為の改革のイメージがあるが、
実際自民党政権下で行われていた、例えば酒、米、たばこ、書籍、
文房具などは商店は、どこの街にも点在していたものだが、
現在は皆無と言っていいほど激減し、それに代わってコンビニがフォロー。
コンビニのセブンイレブンは一店舗の面積は小さいが、
組織としては国内販売店としてはとしては日本一の売り上げで、
追随するコンビニも全て大企業である。
ご存じの様にイオンは小売業として世界第12位、日本第1位である。
「規制緩和」の恩恵を受けた企業であり、
全国に同じような店を集めたイオンモールを展開し、
各地方の商店街をシャッター通りしてしまった企業でもある。
要するに「規制緩和」は大企業が合法的に弱者を潰し、
更に強固な地盤を作る事であって、
言葉のイメージとするモノと大きくかけ離れている。
国民はいちいち言葉の持つ意味を検証しない。
生活に追われていた、そこまで手が回らない。
それを検証、問いただすのがジャーナリスト、メディアだが、
やはり大手メディアは概ね政権寄りなので、しない。


「郵政民営化」はこれはおそらくアメリカ、外圧によるもので、
国民の貯蓄を投資に向かわせようとする、
イギリス、アメリカが推し進めるグローバル経済への積極的な参加で、
これにより日本企業は国際的に実績を上げてもいないのに、
現在の株価を維持しているのは奇跡と言えるが、
それには裏があり、国民の年金積立金をジャブジャブ投入、
更に黒田独裁日銀が異次元の量的緩和をしている結果で、
現在この恩恵を受けている富裕層は確かにいるが、
日本経済の実態とは大きく離れ、明らかに後退し続け、
このバブルが弾ける危険度が高まっていると、囁かれている。
当然、この時に一番被害を受けるのは国民の年金積立金になる。

小泉政権の「郵政民営化」は最大の彼の実績として認めらてれいるが、

日本の将来、これからの子供達の為の改革は残念だが、

やはり一切なされていないのが実態である。

小泉政権が掲げた「100年安心」の年金改革は失敗に終わっている。
2013年から始まったいわゆるアベノミクスによる金融緩和。
ところが年金を6.5%も引き下げ、新しいフレーズは
「人生100年時代。老後は年金の他に2000万円が必要」
更に投資に国民を向かわせようとしている。
嘘をバレても開き直って、更に恐怖を与え追いつめる。

自民党政権にとって都合の良いフレーズが発せられ、
国民は何の判断力も持たず、またステレオタイプ的に浸透する。

経済のグローバル化は自由主義と共に進められてきたが、
イギリス、アメリカが推し進める超投資経済は、
余りにも利益を追い求め過ぎて、地域の破壊、低賃金労働者、
行きつく先が地球温暖化により自然破壊。富裕層は自分らだけが
来るべく重症化した地球で生きながらえると思っている?
これが長年信じてきた自由主義経済社会の行きつく先なのである。

もちろん日本の経済は立て直しは出来ない事は無い。
新しい資本主義、何と言うフレーズが良いのだろう( ´艸`)
先ずやる事は既得権益に死守する族議員排除、官僚組織の解体
教育のスリム化、効率化、農業、林業、水産、エネルギーの再編
一番のネックは田中角栄時代から作り上げた土木建設業界の見直し。
これは本来高度成長期が陰りが見えだした頃から、
いち早く改革をしなければならなかったが、
日本経済に大きな負担をを残す事に繋がっている、これからも。
先ずはこれに代わる成長産業を作り出す必要がある。
これはいくらでもある。人材のシフトには時間はかかるが、
日本の経済の将来の事を考えると必要な事、


昨年のオリンピックは誘致時想定予算の7,000億円がいつの間にか3兆円。
公共事業は基本民間の見積もりより2倍から3倍も高く付く言われ、
それ程業者にとっては美味しい案件で、今回はそれ以上。
この様に造られた箱物施設は今の段階では運営に採算が合わず、
確実の負の遺産になる予定。
それ故にこの時期に救世主の様に名乗りを上げている維新の会は、
大阪の改革に万博とカジノIR誘致を起爆剤に持ってこようとしているが、
これは自民党が長年行ってきて、随分前に破綻をきたした事業体系で、
変革でも改革でも維新でも、何でも無い、言うなれば自民懐古趣味、
負の遺産を子供、孫、その次の子孫に残す事になるのだろう。



あれ、気付けばなかなかの長文になってしまっている。
若い人に今、最も影響力を持っているひろゆき氏が少し前に、
日本の自民党政権の身内しか恩恵を受けない社会で、
若い人たちが希望をもって、やりがいの仕事がしづらくなっている。
いっそうの事、実力主義の海外に行った方が生きがいが得られる、と、
フランス在住でいつもながら自由でアナキズムなこの発言は、

若い人に無責任な亡国論を推奨している気もするが、
永遠に変わる事が出来ない自民党政権を見ていると、
ひろゆき氏の提案もあり、と思ってしまう。

だが、殆どの人がひろゆき氏みたいな才能も勇気を持っていないのが現実で、

やはり極東の小さな国でも平和に楽しく暮らしたいと願っている。

その為には日本の政治体制を大きく変える必要があるのだろう。