一昨日はよく雨が降っていた。梅雨はまだと思うが、
昨今は至る所の山肌が乱れているのをよく目にするので、
雨が集中すると、土砂崩れを気にするようになった。

すでに京都、滋賀の山林は緑濃くして、
一ヵ月前に柔らかく感じていた新緑は色濃く、
強い夏の景色に移ろうとしている。


すでに撮影してから10日も過ぎてしまったが、
私の定番散歩コース、泉涌寺の山内寺院の新緑。。。
アップせず没にしようと思ったが、
これって新鮮な画像も無いので。。。



泉涌寺の山内に入った時、
一番最初に渡るのが今熊野観音寺の鳥居橋。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



弘法大師像の背後の新緑を浴びながら階段を上がる。













弘法大師が導き出した霊水、
古井戸の五智水は今尚湧き出ているのか?











私の好きな茶所テラスからの眺め!












本堂前に移り、天を仰ぎ医聖堂を見上げると、
まだ楓の種子が残っているのに、
医聖堂の朱より赤いモミジ?




楓は春先から赤くなる種類があるが、
それは少しどす黒い褐色系の色目で、
この葉は明らかに紅葉の赤で、すでに縮れ枯れ、
もう少しで枯れ落ちようとしている。



異常な事が頻発する昨今、
これ位の事で驚く事も無い( ;∀;)。

 

 




紅葉はこの時期の楓の成長に左右されるものが、
これが一筋縄でいかない。
同じエリアでも土壌、陽当たり、雨量の違いにより、
ボリューム、発色に微妙に影響する。



今熊野観音寺の南に位置する善能寺の山門の楓は
今年は結構なボリューム!

 

 

 

 

 



境内には重森三玲の数少ない池泉式庭園。

 


いつの頃からか、池に水が張られる事は無く、
枯山水の景色を見せているが、
この時は数日前の大雨の残っていて、
滅多にお目に掛れない池泉式庭園の本来の顔を見せていた。

 

 

 

 

 






その向かいの来迎院は?

 

 

 

 

 

 

 

 





楓のボリュームは思ったより若干少なめだが、
静寂の境内はまだまだ新緑の色合いに染まっていた。