葵祭のハイライトの「路頭の儀」は、
新型コロナの影響で3年連続の中止となったが、
「社頭の儀」と呼ばれる神事は昨日、
参列者を関係者や招待者に限定して執り行われた。



一般参拝者は少ないと思い昼過ぎに糺の森に到着。













予想は見事に外れ、途絶える事無く楼門を目指す参拝者、
大型観光バスからは50名単位の団体が降り立つ。












これはちょっと無理と思い、
新緑、緑が際立ちだした表参道を足早に抜ける。







少し離れているがこの時期の新緑の恵みを求めて
一条寺の先、修学院の鷺森神社に辿り着く。



鷺森神社は30年ほど前に修学院に住んでいる時に、
たまに長男の保育園の送り迎えで通った道沿いにあり、
勝手知った道である。

 

 

 

 

 

 






観光地では無いが、
紅葉の穴場として地域住民に愛されている場所である。












一、二回は取り上げた事はあるかもしれないが、
あまりいい状態の紅葉景色では無かったような気がする。







そう、鷺森神社は年によって良い時とそうでない時があり、
美しい紅葉景色を撮るのは一筋縄ではいか無い( ´艸`)。



いつも素通りなので、じっくり見てみると、
桜の木も結構植わっているので、春も楽しめるのを今更発見!












八雲殿横の楓も順調に緑化している。












奥に進み縁結びの石、「八重垣」の存在を知る。








拝殿南に橋が架かっているのは知っていたが、
こんなに立派な橋とは思わなかった。

 



境内を流れる宮川に架かる石橋は「御幸橋」と呼ばれ、
かつて修学院離宮内の正面入り口、音羽川に架かっていたという。
後水尾上皇、霊元法皇も行幸の際に渡ったとされる。

 












鷺森神社は貞観年間(859年~877年)に創建されたと伝わる。
最初は比叡山麓、赤山明神の付近に祀られていたが応仁の乱で罹災し、
一時、今の修学院離宮の山林中に移されたが、
離宮造営の為、霊元天皇の思召しにより現在の地に祀られた。

 

 

 



帰り口の一ノ鳥居、新緑が多い中、
既に真っ赤に染める自己主張の強い楓を発見!

 

 

今年の紅葉は期待できそう。