今年は全国的に美しい桜日和に恵まれたみたいだ。
観光経済が多少回復し、喜ばしい一面もあるが、
やはりコロナの再拡大が気になった。
京都も名所に限っては以前のように観光客が戻り、
感染者数を少し気にしていたが、
不思議な事にこの一ヵ月は横ばいを維持している。

しかしこのウイルスの変異スピードは異常に速く、
いつ狂暴になるか分からない所もあるので、
プーチン共々気を許せない!!

すでに新しい桜の情報は無いものの、
六日前に最後の花見として近衛邸跡に伺った。

 



散り桜の儚さを撮るつもりで朝の9時過ぎ、
ところがまだ十分に見頃を保っている桜も多く、
すでに若い葉の独特の匂いが立ち込めていて意外だった。

 

 

 



それでも30分程撮影して、20点前後の写真を撮る事になったが、
これは想像していたイメージと明らかに違うと思い、
時間を改めて夕方に再び訪れた。



朝は晴れ間が勝っていたが、全体に薄い雲が覆っていた。













それでも陽光が照らす糸桜は風に靡いていた。













近衛邸跡西の児童公園は親子連れは帰宅を急ぎ、
仕事帰りの労働者は芝生で寝ころび、大学生の男女が戯れ、
陽が落ちようとしていた。






近衛邸跡に戻り、
近衛池の糸桜は随分前に散ってしまっているが、

 


中央垣根内の二本の糸桜は信じられない程に咲き誇っていた。












姥桜とは控えめだが、
若い桜より「色気」と「色香」あると言われている。

 

 

 

 

 

 

 






ところがこちらの二本の姥桜は
まるでダンスでも誘っている様に勢いが。。。






ブエノスアイレス、リベルタンゴ、
バンドネオンの響きとアルゼンチンタンゴの躍動、



幼い頃は無条件でアメリカの街に憧れた。
同時にアンコール・ワット、マヤ、インカ等にも興味があったが、
結局二十歳過ぎには、ブエノスアイレスを愛しく思っていた。

 

 

 



それはアルゼンチンタンゴと
作家のホルヘ・ルイス・ボルヘスの住んでいた、
世界一情熱的でセンチメンタルな都市だから。



と言ってもブエノスアイレスに全く詳しくない。
どうせ行けないと思っていたので、






南米だが日本と同じように四季がある。
それはアストル・ピアソラのバンドネオンが奏でる四季、
ブエノスアイレスの夏、秋、冬、春を聴いて初めて知ったほど。



妖艶な腰つきの踊り子がシャルウィダンスと迫る、
無骨な私は只々たじろぐだけ、そんなにも情熱的でも無いし、
女性をリードするだけのスッテプも踏めない( ´艸`)。