桜の開花のメカニズムは厳密にいえば複雑だが、
簡単な目安は2月以降の毎日の平均気温を足していき、
その合計が一定に到達すると開花を迎えるらしい。
開花から満開の期間は沖縄・奄美地方が約16日、
北に行く毎に短くなり、北海道地方で約4日。
満開の期間も温度に関係しているようで、
当然その期間は温度に左右され、暖かいと直ぐに散り、
寒いと長く見頃を保つ事になる。
去年の京都の桜満開は3月26日、これは過去1200年で最も早く、
今年はそこまでもいかないが、満開を迎えて一週間ほど経つが、
今尚ソメイヨシノは概ね見頃を保っている。
これは4月に入ってから寒くなり、特に朝晩。
それでも今日から本格的に暖かくなり、
桜景色が俄に一変しそうなので、
老馬に鞭を打ち、引き続き現場より報告( ´艸`)。



裏千家の茶室・今日庵向かいの本法寺。
ブログを始めた頃はよく来ていたが、
最近は遠ざかっていた。




当時は京都の桜の名所としては、
まだ穴場的な感じだったが、
最近は殆どのメディアで取り上げられる事になり、
撮影しづらくなっていると聞く。



何と言っても私の好きな本阿弥光悦の菩提寺で、
書院前にある光悦作の「巴の庭」、
長谷川等伯筆の大涅槃図などの文化財も保有している。






何と言っても本堂前の大きなソメイヨシノが圧巻である。

 



ところが人が多くて、
取って置きのアングルから撮れないので、
新しいアングルを物色して回る。











本堂前のそのソメイヨシノの大幹に隠れて見渡す。。。












この角度からの多宝塔は初めてだ!












探せばあるものだ( ´艸`)。







本堂前のこの紅しだれ桜は

見かけた時は全くボリュウムが無かったが、これほどまでに成長。

孫が私の年齢になる頃には、本堂の屋根に到達するまでに、

大きく成長しているのだろうか?楽しみ!



少し来訪者の様子を窺っていたが、
入れ替わり立ち代り途絶える事は無かった。
結局、取って置きのアングルからの撮影はすっかり忘れていた。






近くの水火天満宮の紅しだれ桜も見頃と思うが、
小さな境内に関わらず多くの人が撮影に来られていると思うので、
反対方向に向かう。



少し歩けば織田信長が常宿としていた妙覺寺の山門。













いつもならその後、
そこから南に位置する妙顕寺に向かうだが、
一瞬吹いた春の風の惑わされ、植物園に足が向いていた!











この塀は妙顕寺塔頭寺院のモノと思われる。
おそらく妙顕寺境内の桜も満開を迎えているのだろう。