昨日の京都は一挙に15℃。
今年はこの数年の中ではホントに寒かった。
しかしこれは昔の冬の京都気候に似ていて、
20年~30年前から暖冬が一般化して、
既にマヒしてきていた京都の気候感を呼び覚ますモノでもある。
それ故に久々に京都本来の底冷えを感じる冬であった。

それでは梅も一挙に開花しているのではと思い、
嵯峨野清凉寺、車折神社を廻るも、もう一つ。
すでに北野天満宮の梅苑は公開して、
参拝客が多く詰めかけているのは知っているが、
新しく完成した「花の庭」を楽しむのは時期尚早。

あるネットの梅の開花情報を見ると、随分前から
下鴨神社の「光琳の梅」が見頃と情報を流していた。
私が確認した二週間前から予測して
ホントかなと思いつつ、取りあえず廻ってみた。

実際は先日確認した時とさほど変わらず、
遠目からは蕾しか確認できず、次の目的地に。。。
ひょっとして百万遍知恩寺のフジ桜が開花してるか?
と思ったが、やはり一条戻り橋と同様、
それよりも蕾が固く小さかった。

やはりこの冬は例年より寒さが続き、
梅の開花は遅れているようだ。

 


しかし、二十日前に智積院の梅の開花を報告し、
おそらくこの分だと見頃を迎えていると思うが、
三十三間堂向かいの法住寺の紅梅を確かめる。

 

 

 

 

 

 

 





ここは例年通りなのか、これからという感じ。







見頃を迎えると濃く赤く、
京都でも最も濃い紅色の花を付ける。

 


今はさほどでもなかった。













現在京都は長引くまん延防止等で観光地は、
梅の名所の北野天満宮は別として、
緊急事態宣言時期と変わらない位閑散としている。








この道しるべは、いつ頃から建てられているのだろう?
東-東大路、西-大和大路、南-泉涌寺道、北-七條通。



去年確か、三十三間堂の池泉式回遊庭園が整備、公開され、
都合付けば拝見したかったが、結局無理だった。
この壁の向うには、1961年の後白河上皇770回忌記念事業で、
昭和の小堀遠州といわれた中根金作によって庭園が造られていたが、
中根金作氏の孫にあたる中根行宏氏、直紀氏兄弟により、
新しく往時の姿を再現されていると聞く。
格子戸から覗くも、今は少し寂しい冬枯れの庭園。
桜の季節か新緑の季節に伺いたいと思っている。