京都市内の至る所で道路工事がなされている。
特に私の住まいの上京区、隣接している中京区、
左京区でもよく見かけるが、
おそらく全域で同じような状況なのだろう。
これは水道管等の老朽に伴う工事で、
全国の市町村で抱えている共通の課題のようだ。

私の住んでいるマンションもかなり古いので、
二週間前に建物の配管の補修工事が行われ、
水道ガスが使えなくなり二日間ホテル住まいをしていた。
ところが二日前に追加工事が必要となり、
水道は使えるが、ガスが使えなくなり、
午前中で工事は終わるとの事で、
いつも暖房はガスを使用していたが、
空調暖房で3時間ほど我慢する事にした。


ところが空調暖房は上部からしか温まらず、
20分程は我慢していたが、気分が悪くなり、
その上、突発的にやって来る作業音が堪らなくなり、
急遽外出する事にした。
やはりガス暖房に慣れ親しんだ者にとっては、
室内の空調暖房は絶対無理です!


あても無くやってきたのは大宮通り七条先の梅小路公園。

梅の綻びがそろそろと思い!
う~ん、微妙?






丁度作業員が植木の手入れをなさってたので、
一先ず移動して、公園内を一巡り。


ここに来る前に山茶花の花弁がよく落ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


これも山茶花?






近づき覗くと花は厚みがあり立体的である。


椿かな~、と一瞬思ったが、
下を見ると花弁が散乱しているので、
山茶花の様であった。






そう言えば、


公園内に「平清盛公西八条第跡」の石碑があったはずなので、
それを探してみる事にした。









このせせらぎには
なかなか趣のある自然石が置かれている。










この異様な形はまさか道祖神?







出た!?

オオサンショウウオ!

 

 









基本午前中は近くのご老人が散歩しているようだった。







またしても出た!
オオサンショウウオの変異種?


電車のデフォルメオブジェのようだ。
至る所にこのような作品が展示されている。






平清盛の邸宅は六波羅邸とは別に西八条第が存在して、
八条亭とも呼ばれ、平安京の八条大路(現在の八条通)以北、
大宮大路(現在の大宮通)以西に6町以上を占め、
広大な敷地に五十余宇の殿舎・堂塔が造られていた。


今の梅小路公園の南部分とその南に続く東海道本線の敷地、
更に六孫王神社まで及んでいたらしい。



平家物語によると、
清盛が蓬を愛し庭に植えていた事から
「蓬壺(ほうこ)」とも言われ、
清盛の出家後は妻・時子がここを守っていたが、
清盛が64歳で没した2日後、放火による火災に遭い、
その後、平家が都落ちする際に全て焼き払われた。

結局一時間ほど公園内を探し回ったが、
「平清盛公西八条第跡」の石碑は発見できなかった。







梅苑に戻ると先ほどの作業員はおらず、


早咲きの梅に近づく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 



やはり近づくと立派に綻んでいる。

 

 

 

 

 

 

 




白梅も割れんばかりの蕾を付け、







春遠からじ、

五条のイオンで買い物をして、
昼前に自宅に戻ると概ね工事は終わっていて、
当面は無事に過ごせそうであった。

例の「平清盛公西八条第跡」の所在をネットで調べると、
有料エリアの「朱雀の庭」に建てられていて、
そう言えば、以前「朱雀の庭」に入った時、
確か見たような気がする。
老朽化はどうも私自身の問題かもしれない( ´艸`)。