ロックの大御所が猛抗議!?少し前に、
エリック・クラプトンがワクチンを接種した人達は、
「集団催眠」状態だと語り、ワクチンを接種している人達は
SNS上で行われている製薬会社による「サブリミナル広告」の
犠牲者であると、ワクチン義務化を進める社会を批判していた。
一方、我が敬愛するニール・ヤングは、
音楽配信サービスとしては世界最大手Spotifyが、
ワクチンに関する懐疑論を拡散している事に抗議し、
40枚以上の自身のアルバム配信停止を要請。

クラプトンは昨年2月にコロナワクチンを接種した後、
強い副反応で演奏家生命を失いかけた経験から、
反ワクチン派になったらしいが、これはかなり個人的で、
一般論まで広げるのは無理があるように感ずる。

製薬、医療の絶対的な信仰心については、
昔から懐疑的に感じる事も多いが、
これだけ変異するコロナウイルスには、
正確な症例判断、臨床試験、科学的分析による、
製薬、医療機関に頼るしかないのも事実。

それと気になるのはこんな世界的危機的状況でも、
世界トップ10の富豪の総資産は2020年3月時点と比べて2倍以上!
これは実に可笑しな事で、世界経済が現実と大きくかけ離れた、
所謂、仮想空間、確実に仮想経済になっている証で、
一刻も早くこの事の是正、富裕層の課税、
国際的な税制改革を行わないと、コロナウイルス以上に中層、
貧困層の環境、共に地球環境の悪化に繋がるような気がしている。
地球号脱出を夢見ている富裕層には関係ない話なんでしょう( ´艸`)

一週間前の久しぶりの積雪で、
気を良くして辿り着いたのは北区の大徳寺。
千利休の切腹の起因となった金毛閣が聳えるが、
「大徳寺の茶面(ちゃづら)」と皮肉られる程、
侘び茶を創始した村田珠光、武野紹鴎・千利休・小堀遠州等、
多くの茶人に係りのある塔頭を有する禅宗の臨済宗寺院。
京都で最も博物館クラスの美術品、遺構が残る寺院群である。

今回はクイズ形式みたいに、
先ず参道の残雪写真を紹介しますので、
それで寺院名を当ててみて下さい。
もちろん正解して頂いても、

何のご褒美も御座いませんので、
何卒ご了承くださいませ。


大徳寺の塔頭の中では最も古いと伝わる。
室町時代に相阿弥が作庭したと伝わる「竜吟庭」を初め、
「阿吽の石庭」、日本最小の石庭とも言われる「東滴壺」、
主庭となる方丈前庭「一枝担」等、庭園ファン必見の龍源院、

 

 

 

 

 

 

 


庫裏前の枯れた楓の印象的な参道は?










紅葉時は山門に受付が設けられるが、
それ以外はこの奥に受付がある。










隣の龍源院の方丈の屋根が見える。




本能寺の変により信長が急逝し、
その葬儀が羽柴秀吉により大徳寺で盛大に行われ、
秀吉は信長の菩提寺としてこの寺院を改築したが、
主君の菩提寺としては小さすぎるという理由から、
大徳寺山内に総見院を新たに創建。

手入れの行き届いた庭も建物も貴重な美術品。
武野紹鴎好みと伝わる4畳半の茶室・昨夢軒、
千利休62歳の時に作庭したと伝わる「直中庭」。
秀吉の希望による瓢箪を象った池を手前に配し、
加藤清正が持ち帰った朝鮮灯籠が据えられている。

天正19年に加藤清正により寄進された、
朝鮮伝来の鐘が吊るされている。

とくれば、答えは黄梅院。









金毛閣の西に位置する山門。






随分前に訪れた事があるが、
1978年に中根金作により復元された方丈庭園と
古田織部好みの茶室「涵虚亭(かんきょてい)」を有する。

答えは加賀の前田利春、前田利家により屋根が修復され、
以後、前田家の菩提寺になった興臨院。







山門潜っての直ぐの生け垣が印象的。











方丈を中心として南・北・西の三庭から庭園は、
開祖である徹岫宗九の400年遠忌に重森三玲の手によるもの。

キリシタン大名・大友宗麟の思いを汲んだ「閑眠庭」等、
重森三玲の庭園ファンにも有名な瑞峯院。









更に残雪の残る総見院横の参道を進むと、











これは答えが出てしまっているが、芳春院。
前田利家の夫人まつが玉室宗珀を開山として建立。






こちらは最近できた芳春院『盆栽庭園』。
禅寺として初めての事だそうだが、
拝観料1000円は庶民には少しお高い気がする。


盆栽好きならともかく、京都府立植物園なら入園料200円で、
盆栽庭園の様なモノは無料で拝む事が出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 



どうせなら芳春院の客殿背後の庭園を拝見してみたいものだ。
「飽雲池」と称し、杜若や睡蓮が美しく映える庭園で、
1617年(元和3)、横井等怡と小堀遠州の作と伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの山門は?


型破りの禅僧、一休宗純ゆかりの寺院。
長谷川等伯による方丈襖絵
二畳台目の金森宗和好み「庭玉軒」、
侘び茶の祖である村田珠光作と伝わる枯山水の庭園。
総見院同様、少し敷居が高い真珠庵。




こちらの山門は?


国の史跡・特別名勝の室町時代を代表する枯山水庭園を持ち、
床の間は日本最古とされ、「玄関」も国宝に指定されている。

 

 

 

 



こちらも真珠庵同様、一切撮影禁止の大仙院。


何とか撮影許可が出ないものかと指をくわえております( ´艸`)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 














最後の問題はこの参道?







拝観休止の張り紙。

2017.6.9より大規模修復工事に突入、
二年後の再開と思われていたが延期、
その後再開もコロナにより再び拝観休止。






かつて紅葉の時期に訪れたあのスピルバーグ監督は、
楓と緑の苔に覆われた高桐院の参道を絶賛していた。


ブログを始めて紅葉写真を撮ったのが2016年秋の一枚。





先日、興聖寺の「降り蹲踞」を紹介したが、
こちらの高桐院「降り蹲踞」は、
加藤清正が朝鮮王城の羅生門礎石を持ち帰り、
細川忠興に贈った袈裟型の蹲踞になるらしい。

始まったばかりで参道の紅葉はもう一つだったが、
紅葉写真デビューの思い出の寺院だったので、

微かに手が震えていたような気がする。