年々この季節に感じているのだが、
昔確か目撃したと思っていた、
眩い紅葉風景は単なる目の錯覚で、
ひょっとして記憶装置が好意的にすり替えた画像で、
元々そんな鮮やか紅葉はこの京都には無かったのでは、
と思ってしまう位、概ね状況は悪い方向に向きつつある。
只、この時期の色彩のもう一つの雄であるイチョウの黄葉は、
ず~っと変わらず秋の移ろいを暖かく見守ってくれる。

京都御苑には立派な銀杏が数多く存在する。
その中でもこの数年欠かさず訪れているのが、
建礼門を南に下った凝華洞院跡にある大銀杏。



大銀杏の中でも最も絵画的なので、
撮影の人気の的でもある。




コロナ禍前は中国観光客が占拠していたので、
思うようには撮れなかったが、
国内観光客が思ったより京都に訪れているのか、



最近よく見かけるコスプレをした集団が撮影をしていた。
基本彼らは滞在時間が長いので、それ以上の撮影は諦めて移動する。
最近のアニメは全く知らないが、
どうも「鬼滅の刃」の登場人物のコスプレの様だった。








周辺の枯れ紅葉景色を撮ろうとしたが、
和服姿のお若い女性をモデルに撮影会がなされていて、
これもままならず直ぐに移動。









そこから数分で京都御所東側の学習院跡。











この一帯はモミジも完全に黄葉化していて、
イチョウの葉に同化して気持ち良いが、





こちらも先客がおられた。
こちらの方は愛犬をモデルに撮影奮闘中なので、
こちらも時間が掛かりそうなので、接近もせず移動が続く。

 



基本散歩みたいなものなので、
積もった落ち葉を掻き分け枯葉の音を楽しむ。





現在、御苑内では数か所で修復工事がなされているが、
京都迎賓館の南側には新たな施設が出来そうだ。



京都御苑の紅葉は今年は芳しくないと聞いていたが、
迎賓館の拝観入り口辺りに紅葉らしさを発見!






今回は黄葉景色で完璧に纏めようと思っていたのに、
計画が潰れてしまった。



今まで計画通りに行った試しなど一切無いのに、今更( ´艸`)!






結局いつもの散歩コースに復帰。
十日ほど前に訪れている「母と子の森」。



その時残っていた大銀杏の葉は全て枯れ落ち、

 

 

 

 

 







コオロギの里の僅かばかりメタセコイアの落葉。







その向かいにやけに輝いている黄葉を発見。



草なのか木なのか分からないが、
ともかく黄金の草木としておこう( ´艸`)。