とうとう12月の師走に入ってしまった。
もちろんこの時の移ろいに、
誰も抵抗できないので当然の事なのだが、
何か後ろめたさを感じる季節でもある。
とは言っても京都で住んでいる者としては、
枯れゆく景色に愁いを覚えるのも事実。
拙い写真で京都の師走を疾走する( ´艸`)。

私の見る限りこの紅葉シーズンは、
メジャーな観光地はほぼコロナ禍前に戻っているように見える。
もちろん厳密なデーター分析ではなく印象として。
只、その観光客の年齢層の割合が違っているよな気がする。
男女比は別として取り分け中高年、高齢者を多く見かける。

 



こちらの鹿ケ谷の安楽寺の山門でも。





これは三日前の写真だが、
暖かかった11月、更に雨不足の影響か、
残念な事に12月直前で青葉の楓が目立っていた。



安楽寺は通常非公開寺院だが、
7月の鹿ヶ谷カボチャ供養、
それと春と秋に一般公開されている。
この秋は11月全土日・祝日、12月上旬の土日。



その並びの法然院。
茅葺の山門の風情が超有名になり、
今では金閣寺を訪れた人の多くが、
こちらにも立ち寄るようになっている。



私が初めて訪れた40年ほど前、
通りから山門、白砂壇、境内に至るまで、
誰一人とも遭遇せず拝観できた事は今では夢の様である。

 

 

 


法然院はブログを始めるようになり度々訪れているが、
この数年この時期、紅葉せず、黄色く黄葉、青葉も多く、
赤い山茶花がいつもと変わらず。



残念ながらここでも紅葉とは程遠いが、
白砂壇前には一列、二列となりスマホ、
カメラに集中する拝観者で埋め尽くされていたので、
正面から撮る事は諦めて端の方から。。。









私はこのような場面は基本避けているので、
何か咲いている花でも無いかと探すも。。。










池にはいつの頃からか、
倒木を橋のようにして利用されているのか?
この丸みを帯びた橋を渡るのは至難の業である( ´艸`)。










目ぼしい花も見つからず、白いキノコが笑っていた。







そんなに大きくないお寺だが、

 


人が立ち寄らない場所もあり、そこだけが幾分か紅葉していた。











師走に入ろうとしているのに、
以前は普通に紅葉していた山門の楓。
青い葉と黄とオレンジ、モミジは少し異様である。
急速に鮮やかな紅葉が消えつつある?

 

 

 

地球温暖化問題がようやく全世界各国共通になりつつある。
当ブログでも機会ある毎にこの事について問題提起してきた。



特に紅葉の時期に感じるのは、
自然の動植物の環境変化に対する反応は、
AIによりコントロールされようとしている鈍感な人間より、
数百、数万倍も敏感で繊細である。
日本の赤い紅葉は日本の特別な環境、特別な気候の賜物で、
自然環境が崩れると消滅するのではと懸念されていて、
特に鮮やかに赤くなる仕組みは奇跡的に近いと言われている。