京都の紅葉はすでに終盤を迎えつつある。
大原・鞍馬・貴船の方面は散り始め、
高雄方面は高山寺を残すのみだが、
中心部はまだこれからの寺院も数多い。

京都の中心と言えば京都御苑となるが、
一週間前に伺った時は目ぼしい紅葉景色は見当たらず、
撮るには撮ったがアップするまでも無くボツ。
結局昨日もう一度立ち寄った。

寺町通りの清和院御門、
梨木神社鳥居横の萩が眩く黄葉していた。

 



この鳥居を潜って本殿をお詣りする事は今は出来ない。
開かずの金庫ならず、通り抜けできない鳥居( ´艸`)
元参道には高級マンションが建てられていて、
お詣りするには、このマンションを廻り込む必要がある。








コオロギの里、染殿井、その先の「母と子の森」。











一週間前もそうだったが楓の紅葉はイマイチ!











大銀杏を中心に黄葉は例年通り。











黄葉も紅葉もしないで枯れてしまうのか?











倒木が高貴な方の棺のように横たわっていた。











そのまま今出川御門の桂宮邸跡を確認しに行くが、
現在大規模の修復工事をやっていて撮影する事は出来なかった。
この桂宮邸はあの桂離宮を造営した八条宮家の本邸である。




その敷地の東に中山邸跡、明治天皇の生誕の地でもあり、
京都御苑三大名水のひとつ、祐井(さちのい)があるらしい。



立ち入る事は出来ないが、
敷地には明治天皇が誕生した時のうぶ屋が残っており、
黒い塀越しに見ることができた。










うぶ屋は慶子の出産にあたり御産所として新築したもので、
当時のお金で100両の費用が掛ったそうだが、
建物内は6畳と10畳の2室だけと簡素な造りのようだ。





その東には大銀杏、

 


正面には今出川通りを挟んで同志社女子の校舎が見える。











京都御苑の紅葉はやはり今年も期待できそうも無いが、
黄葉の景色は間違いなさそう。











黄葉に染まりゆく「母と子の森」、家路を急ぐ。






京都迎賓館の南端、

今秋、ここかしこでよく見かけるツワブキの黄色い花。



心も京都御苑も黄葉に包まれ暮れゆく。