昨日清滝に向かう途中、寄るつもりは無かったが、
聳え立つ清凉寺の仁王門を目にすると、
ついつい吸い込まれるように境内に入っていた( ´艸`)。
お隣の宝筐院も外から窺える紅葉は、
まだ真っ盛りとは言えないものの、
あと数日もすれば十分と思える。
只、清凉寺の境内は予想以上に寂しく、
本堂横の庫裏まで一目散。
この時期の観光客としては、
私の知る限り最も多く、その殆どが年配者だった。
コロナ禍で旅行など我慢していた人々が、
一斉に動き出しているのだろう。
庭園の拝観は本堂からとなるが、
こちらは余り人が立ち入らない庫裏の玄関。
この門扉の内側には方丈があり、
小堀遠州の枯山水庭園が設けられている。
清凉寺の庭園は長年機会が得られず、
昨年ようやく撮影出来た。
これがその時撮った小堀遠州の枯山水庭園。
楓は色んな種類があるが、これは特徴のある楓。
細い何本もの枝がしな垂れる風情。
緑から黄色、やがて赤くなるのだろう。
同じ場所でも向かいのこの楓は、
まだまだ青々としている。
あと十日もすれば見事に染まるのでは。。。
本堂裏に設けられた弁天堂の庭園は、
参道奥から垣間見られるが、ほぼ見頃に近い。
この下の写真は昨年の見頃時に撮った一枚。
先を急ぐのでこれで去ろうとしたが、
清凉寺に来て多宝塔を見ずして帰るのは、
と思い目の前まで。
多宝塔周辺のモミジは枯れ紅葉、ちぢれ紅葉気味!
ハッキリして雨不足が葉を醜くしてしまっていた。
その足元では山茶花が思いのほか咲いていた。
山茶花は赤よりこのショッキングピンクが良い。
正面からと見ると殆ど茶褐色しか見えないが、
反対側から太陽光通すと何とか紅葉らしく見えている( ´艸`)。
清凉寺の庭園は一日二日、
境内は大まかに十日前後が見頃になりそうだ。