一週間ほど前には日中の撮影で、
日焼けについてボヤいていた私だが、
今は既にダウンジャケットを羽織り、
北風を気にしだしている。

待ちに待った紅葉の季節がやって来る。
10月18日は桂離宮で「十三夜」の観月会が催された?
はずである。二年前から夜の拝観が一日限定、
それも定員64名で試験的に執り行われるようになっていた。

もちろん二年前にも申し込み、昨年はコロナ禍で中止。
今年こそはと思いメール連絡を楽しみ待っていたが、
やはり予想通り落選( ;∀;)。

18日の月の出は16:11、すごく早い!
「十三夜」とは日本固有の風習で、旧暦9月13日の夜を指し、
旧暦8月15日の「中秋の名月(十五夜)」から約1か月後の為、
十三夜の月は「後のちの月」とも呼ばれ、
「中秋の名月」に並ぶ名月とされている。

 


桂は諦めたが、どこか月見の場所は無いかと円山公園、
二年坂、三年坂、八坂の塔、東山に思いを巡らす。。。
岡崎公園に着いたのが4時半、







先のロームシアター京都に夜の帳が下りようとしていた。



実際はこんなに暗くは無いが、
この写真では左手の京都市勧業館が既に確認できない。





残念ながら今日の夕方以降の天気予報は曇り。
大体天気予報の的中率は30%以下なので、
たぶん外れると予想して家を出てきたが、
こんな時だけは的中する( ´艸`)。

 



桂離宮のある桂川辺りは夕日に照らされているが、

 

 

 

 

 

 

 


東山は月の気配を感じられない程、広範囲に雲に覆われている。

 


円山公園、二年坂にも行く程でもなさそうだ。









いつの間にか枯れ葉が秋の色を纏いだしている。

 



桂離宮の「十三夜」の観月は来年まで持ち越し。
当る可能性は殆ど無いが、ネバーギブアップ( ´艸`)。





5時は既に廻っていたが、
平安神宮の応天門が開いていたので、
中に入って夕景の大極殿も良いと思い、

 


2、3回別の方向の景色を撮っていたら、
あれよあれよと門が閉ざされてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 




なす術無し、西の夕焼けはすっかり消え去り、
犬を散歩する人、家路を急ぐ人、する事も無く戸惑う人、
全てが平等に夜の帳に消えようとしていた。


かろき茶屋 碧く波打つ 十三夜

待てど暮らせど 宵待月夜