前回、夏場の一瞬の涼を得る為に自身の定番
「北極アイスバー」をストックしていると言ったが、
実際昨日スーパーに買い出しに行ったら、
私の勘違いで、白くまのアイスバーだった。
「南国白くま」は鹿児島の特産品で、
「北極アイス」は大阪難波の蓬莱の豚まんと並ぶ人気商品。

人間の印象や記憶とは誠にいい加減なモノだ。
私は建築を諦めた23歳の頃、住まいを持たず
知り合いの家を転々とヒッピーのような生活をしていた。
大阪の十三、天王寺、尼崎の塚口、神戸元町を彷徨っていたが、

ヒッピー生活にも疲れて、ようやく大阪環状線の

天王寺の隣の寺田町にアパートを借りた。
この時は作家のヘンリーミラーに憧れて、

頭に浮かぶ意識な流れをノートに殴り書きしていたが、

その後大阪には馴染めず、一年後には京都に戻ってきていた。

この時の拠点が大阪難波の戎橋筋。
アパートではモノは書かず、この界隈の喫茶店を利用して、
食事なども500円で食べれる名物天丼、自由軒のカレー、
インディアンカレー、少し余裕の時ははり重の牛丼。
「北極アイスバー」も一度だけ食べた事があったはずだが、
すっかり忘れていた。

そこでインターネットで調べてみると、
「北極アイス」のマスコットの記憶にあるペンギンが出てきた。
白くまは別名ほホッキョクグマと呼ばれ、
基本北極にしか生息していない。
又、ペンギンの生息域は南半球なので、
本来「北極アイス」のマスコットは白くまでないと可笑しいと、
私の記憶の曖昧さを得意のお茶で濁してみる( ´艸`)。




こちらの松尾大社も4月以来。











その時はこの一面が黄金色に輝き、
山吹が壮観だったが、今は只々単純な緑に覆われている。











夕方5時過ぎとなり、陽も傾き、
楼門下のサルスベリのピンクが僅かばかり見える。






松尾大社の鳥居には独特な榊の束、
脇勧請(わきかんじょう)なる縄、道切りとも呼ばれ、

 


疫病などの災厄が域内に入るのを防いだり、
災厄を賦与して域内から追い出す意味合いを持ち、
それで今年はこんなにも多く吊るされているのか?










楼門を潜り、
あの時の一ノ井川を覆い尽くしていた山吹は
今は夢のようである。










清らかな川のせせらぎに、
時折チリンチリンと澄んだ音が飛び跳ねる?











手水舎の軒先に吊るされたガラス製の風鈴だ。












最近の事なのか、風鈴を奉納して災いを取り除く、
「風鈴祈願」なるものが沢山吊るされていた。











知らなかったが、涼し気でなかなか風流なモノだ!











折角なので、最後に奉納の酒樽を久々に撮って帰る事に。。。








渡月橋からの景色は嫌って言うほどお目に掛るが、
松尾橋からの眺めは珍しいので。。。



センターの白い大きな建物は嵯峨美術大学、
右端の最も高い山は愛宕山、
左は小倉山、亀山、嵐山に連なっているのか?