不安定な天候が続いていたが、ようやく秋の気配?
そうは問屋が卸さない、しっかり夏の盛りに舞い戻る。
やはり当面は昼間の散歩撮影は出来ない。
昼の蒸し暑さが少しはマシになる夕方5時前、
久しぶりに下鴨神社にやってきた。
見渡す限り人っ子一人いなかったが、
撮影していると何処からともなく若い参拝者が一人、二人。。。
三週間前にカメラをソニー製に変え、
緑の反応が敏感と感じたが、赤、朱もスコブル敏感!
楼門は5時に閉ざされるので入らず、糺の森に向かう。
静寂の中、只蝉の声が鳴り響いている。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、
ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、悪いがどの声も大嫌いだ。
唯一聴き入るのがヒグラシだけだ。
楼門辺りでは今にも途切れそうな鳴き声、
儚い命で思いに深け、やるせない気持ちの溜息、
いずれ消えゆく吐息の余韻、そして逸早く秋を感じる瞬間だ。
この辺りでは蝉よりカラスのカーさんの勢力圏。
河合神社まではあっという間に辿り着く。
神門の屋根を仰ぎ見ると、
茅葺がどこかの庭園の様な風情になっていた。
地球温暖化により海洋の「無酸素ゾーン」が深刻化!
海洋における酸素濃度が極めて低い「デッドゾーン」、
死の海域と呼ばれる海域が世界で拡大しているらしい。
今夏、オレゴン州沖合には東京都の面積のおよそ10倍に当たる
2万平方キロメートルのデッドゾーンが形成され、
深刻な被害をもたらしたようだ。
サンマがまともに食べられなくなって久しい。
漁業、林業、農業を余りにも甘く見てきた政権与党。
未来の日本の子供の為にやる事は多すぎるが、
政治家、大企業、大資本家がやらずして誰がやる!
まつり人 オイルにまみれ 秋刀魚なき
萩のみやこに ひぐらし鳴くも