困ったものだ!
コロナ?ワクチン接種?オリンピック開催の有無?
コロナ禍における経済的な窮地?
これらの個人の力が届かぬ大きな問題はさておき、
私が気になっているのは梅雨の行き先。
年々梅雨の気配が遠のきつつある日本。
特にブログで写真を撮るようになり感じている。

ある意味梅雨は春夏秋冬を艶やかに彩る、
黒子みたいな存在と思っているが、
その梅雨前線が地球温暖化と共に近年大きくズレている。
本日の京都は雲一つない夏晴れ。
気象レーダーを確認すると梅雨前線が、
東京と京都市の距離の約二倍の1000キロもズレていた。
このカラッとした陽気がうなずける。

常寂光寺は3、4年前の紅葉期に来た事があった。
やはり大勢の観光客が来ていたので、
再度来る事は無ないと思っていたが、
この緊急事態宣言下、他府県から訪問者が居ない時にと思い。

基本的に再度伺うお寺のパンフレットは
無駄になるので貰わない様にしている。
それと小冊子としてあまり美的に感じない事もあって、、、



ところが常寂光寺のパンフレットはその中でも洒落ている。
ほぼ両面イラストで日本語と英語で説明されている。
どことなく外国人から観た日本風景風なので、
キット作家は外国人だと思っていたら日本人のようだ。








陽射しが気になるが、取りあえず山門を潜る。












目の前には仁王門、まだこの時期は若葉の新緑。











急な階段、その上段には本堂。











珍しい茅葺き仁王門越しの参道。












本堂のある上段まで登り、仁王門を見下ろす。













先ずは左手の山肌の参道を散策。











山紫陽花がすでに咲き出していた。











アヤメ?もちろん杜若ではないと思うが、
不思議な色合いのアヤメ?











展望台を目指して駆け上がる。








立派に育ったタケノコ。

 


ここまで育つと食べる事は出来なさそう。
このまま竹に育つ?











急な傾斜地の境内。







ようやく多宝塔辺りまで。。。



展望台はまだ先だが、
想像以上に喉が渇き引き返す!
体力も日々衰え、
最近は傾斜地を少し歩いても筋肉痛。
困ったものだ!( ´艸`)

 

 

 






取りあえず道なりに降りてきたら、
本堂裏に出てきていた。











常寂光寺には寺院によくある庭園は無いと思っていたが、
この本堂裏の池の周りが庭園らしき造作がなされている。











と言っても常寂光寺は急な傾斜地に点在する、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


伽藍と草木の織りなすダイナミックで自然な庭園が魅力なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山肌の苔の先には鐘楼。











石畳の階段先の仁王門。






梅雨の期間に山に染み込んだ水分が眩い景色を生む。

ある意味梅雨の湿度は豊かな恵み!

 

 

より一層梅雨前線が日本列島から遠ざかる事になれば、

嵯峨野のこんな風景も消失するかもしれない?












何としても梅雨前線が昔のように戻って来ないものか?













大覚寺の北に直指庵と云うお寺がある。
この機会に新緑を撮影しようと思っていたが、
少し前から拝観できなくなってしまった。
車に取って不便な所なので、基本的に観光客は少なかったが、
コロナ禍の影響で経済的に全く成り立たなくなったのだろうか?








滞在中すれ違う人は殆ど無かったが、
帰り際におばあさんと娘さんとお孫さんが
連れ立って本堂の階段を登る。