私の陶芸は世の中の混乱とは関係なく、
坦々と作業を進めている。

目下の目標は使える陶器?
半年前に韓国冷麺用の丼鉢が使用に耐えると思っていたが、
実際使ってみると重くて少し歪で、
更に釉薬の仕上がりが粗忽に見えだし、最初の感動は失せ、
今は使用される予定も無く、棚の奥に仕舞い込んでしまった( ´艸`)。
結局2年半も掛かって使用可能の器を未だに作れずにいる。

今回の挑戦は皿三点。全てタタラ製法。
6ミリのタタラ板に印判ロールで柄を付け、
淵を迫り上げる。いわゆる焼き魚用の中皿。



仕上がり寸法は210×125×15












釉薬は初めて使用の飴釉。









土はよく使う赤土50%+唐津土50%のブレンド。

 



何か出来上がりにしては古びた感じだが、
これは単に釉薬落としが甘くて、
土味が出ていないだけ、飴釉もやたらとムラが出すぎ!








これも上記とほぼ同じ製法で作陶。

 



釉薬は織部釉。仕上がり寸法は215×130×15













かなり織部の発色が渋いが、
基本的に濃い目の粘土を使っているので仕方が無いが、
次回は少し白めの粘土を購入してみようと考えている。












こちらの底は釉薬をスポンジでキレイに落としたので、
地肌がしっかり出ている。









この菓子皿は今までの中で一番良い形が出来たと思い、
釉薬も慎重にかけて自信満々だったが、



一見、黄瀬戸釉を掛けたように見えるが、
実際は上記の皿と同じ緑の織部釉。







これは単に釉薬が薄かっただけ。
私の釉薬掛けは事情があり、ガンスプレーを使用しているが、
基本まんべんなく2、3度掛ける。

 


これも同じ要領処理したが、
その時アクセント付けの細いラインが埋まってしまい、
ラインが表現されないかと思い、釉薬を洗い流し、薄く掛け直した。











結果、織部釉の色が全く表現されず、大失敗。


取りあえず2番手の織部釉の中皿は、
使用に耐えそうなので実際に使ってみる。
ともかく私の陶芸は世界一効率の悪い器作りかもしれない( ´艸`)