三回目の緊急事態宣言が発令された京都。
バイデン米大統領が気候変動サミット閉幕で、
地球温暖化を産業革命前比で1.5度に抑えられなければ
「取り返しのつかない地点に達しかねない」と警告。
「存亡に関わる脅威であり、このような脅威は他にない」と危機感を示し、
社会構造の転換や技術革新で米国が世界を主導する決意を表明。


こんな危機的な状況だが今年の京都の桜は綺麗に咲いた。
そんな桜はすでに京都市内では見る事は出来ず、
景色は緑萌ゆる新緑に場面を移している。
そんな中、岐阜県高山市の西光寺のしだれ桜が満開を迎えている。
樹齢約800年、高さ約10メートル、幹の太さ約4メートル、
その壮絶なしだれ桜の勇姿は見る者を圧倒している。



泉涌寺塔頭の善能寺もすでに新緑の中。














重森三玲の「遊仙苑」の枯れた池には
数日前に降った雨が少し残っていた。













向かいの来迎院は所々にツツジの色合いを留めていた。













今年の桜の開花は10日から二週間早いと言われているが、
新緑の始まりも同じようにスピードを上げている。












この時期の楽しみは透き通るような若葉。













同様にツツジの花も。。。













来迎院の山門から善能寺に目にやると、
空海由来の「稲荷神石社」の鳥居に掛かる若葉が眩しい。












最近覚えた東福寺に繋がる裏道を通って、
最近発見した勝林寺の山門を潜る。













こちらはお若い女性に人気があって、それを意識してか、
ゴージャスな花々が手水舎を飾っている。













それと温度が高いので若葉の成長が早く、
初々しい透明感を素通りして
青葉になっているのをよく見かけている。












それでも太陽を翳してみると。。。













新緑の初々しさ、イノセントな容姿は
ついつい気が持っていかれそうになる( ´艸`)












現実に戻りお寺を出る事に。。。








勝林寺前の普通の家の玄関先は、
先ほどの手水舎に負けない程の花々に覆い尽くされていた。



学校帰りの小僧が私に話し掛けたそうにしていたが、
私は軽く会釈してかわしてみたが。。。





私と同時にアゲハ蝶を発見して、
私は撮影しようと身を構えるが、
小僧はアゲハを捕まえようと動き回るので、
アゲハは落ち着いて蜜を吸う事も出来ず天空の彼方。



その代わりアブが目の前で旋回しだし、
咄嗟に小僧に「アブやし、危ないで~」。

先日智積院のブログのコメントで、
何でもダジャレする能力のある尊敬女史に
「アブ」と「危ないで」ダジャレのご教示頂いたが、
私は全くこのセンスが無く、そうかといつも感心しているのだが、
この時も全く咄嗟に出た言葉で、偶然の産物です( ´艸`)



そこから数分歩くと東福寺の臥雲橋の上。



木々たちは地球温暖化を知っているのか?
今年の京都の若葉の成長のスピードは速い。
それはまるでCO2の排出量が増えている事を感じて、
地球の防衛本能として俄に増殖を始めているかのよう。。。

 

 

 

 

 






それならばそれでも構わないが、
ある意味それ程悪い状態になっているサインかもしれない。