東山七条の智積院の入口は
よくある京都の寺院とは大きく異なる。
勿論七条通りドンツキの山門風の総門はあるが、
通常閉ざされているので、
その先にある開口部の広いスロープを上がる事になる。
何のためらいも無く、ごく自然に入る事になる。
ほとんどの人が気が付かないのが阿吽の狛犬。
その狛犬が全く日本的な造形ではない事も。。。

 



察するに正面が垂直に起立するフォルムはまさしく朝鮮王朝、
1392年から1897年まで朝鮮半島に存在した最後の王朝、
李氏朝鮮の石像の特徴に似ているが、詳しい事は分からない。
その阿吽の狛犬がすっかり新緑に覆われていた。

 

 

 

 



一般的に参拝客はこの冠木門を潜る。

 



やはりよくある重厚な山門より開放的である。














今日の京都はすでに夏日、
昨日もそうだった。













かなり新緑の速度が早まっているが、
ツツジも少し早そう。






鐘楼周りにモミジが多く植えられているが、
去年から宿坊智積院会館が新しく建設されていて、
この周辺をいつも多く撮るのだが、早々に諦めて。。。



この角度だとモミジに遮られて工事現場は隠れているが、
鐘楼の右には工事資材が覗いている。













郷に入っては郷に従う!













ツツジと言えば濃いピンクか白と相場が決まっているが、
このツツジは珍しいのではと注目!













元は一緒なのに三種類の花?














一番多いのが白をベースにピンクの斑模様。













濃いピンク!














斑模様が多め!







今年は温暖化の影響が顕著に表れだしたのか、
モミジに関しては若葉のウグイス色をパスして、
一挙に緑色の若葉をよく見かける。



ツツジでもそうだが咲きだしたばかりの、
透明感のある初々しさは見ていて気持ちが良い。








そんな思いで撮影していると、

 


ブーン、ブーンと蜜蜂?
嫌!重低音のブーンはアブである、危険!( ´艸`)







アブだけではない、その先ではツグミも

ツツジの蜜を欲しそうに見つめていた。

 


これはあくまでも私の妄想( ´艸`)














明王殿の蓮池は今は掃除されなにも無いが、
ほど良い木々の新緑が覆い尽くそうとしている。













金堂前の参道も桔梗の花も無く、
只々今は新緑の施しに称えられているようであった。
当面は新緑の散策が続きそうです。