大阪、兵庫、宮城に適用されていた、
「まん延防止措置」が東京、京都、沖縄にも追加適用。
ともかく大阪、兵庫の感染者の急拡大の勢いは、
隣である京都にもじりじりと迫ってきている。

先進国で粛々と進む一般市民のワクチン接種に比べ、
ワクチン接種担当大臣の河野氏のパフォーマンスと
一見歯切れのよさそうな声はすれど、
具体的には全く身近に筋道も見えてもこず、
後手後手に回ったアベノマスクの二の舞だけは、
絶対に避けて頂きたいのだが?
世襲議員の特徴なのか、
麻生財務大臣とどこか似た高圧的な発言。
高圧的なのは大いに結構!
要するに国家、国民の為に最大の仕事して、
切り詰められた予算の最も妥当性のある有効な配分。
身内だけだ得をするような仕組みでは決して無く、
誰もがやった仕事に対して正当な報酬、未来を見据えた方策、
最低限これらの事をやって頂ければ、良いのだが?


京都も殆どの桜の名所は終盤。
京都市内の桜を紹介しだして4年が過ぎようとしている。
だから有名どころは余す処なく撮影している。
それ故に同じ箇所ばかり撮影していると、
最初の新鮮味が無くなりマンネリ化する。
出来れば避けたいと思い、色んな手を考える。
今年は一本の桜でも見過ごされている桜に注目して、
積極的に紹介してみようと考えていた。

堀川に架かる一条戻橋から東の一条通りは、
一方通行の細い通りに寺院が点在しているが、
七本松通りを過ぎると俄に山門が目に止まりだす。
小さいお寺が殆どなので、境内の桜は本数は極僅か!

それらのシダレ桜を撮影予定を立てていたが、
4日前に宥清寺、成願寺、地蔵院の山門を覗くと、
殆どと云うより、完璧に散り、葉桜も無く、
褐色の枝垂れた枝が青空に靡き、薄ら笑い、遅きに失した。

残すは北野天満宮の社務所前の北野桜!



この前見かけた時は蕾さえ確認できなかったが、
小振りの花が咲いているようであった。














北野桜は社務所前で古くからある一重の桜。
カスミザクラ系の品種なのでかなり遅咲き。














樹齢は120年で御神木として大事にされてきたが、
2016年に遺伝子を調べたところ、
北野天満宮にしか生息しない新品種に認定されたそうだ













又、北野天満宮は言わずと知れた梅の名所だが、
菅原道真公が活躍なさっている頃は桜の名所で、
境内には何百本もの桜が植えられていたそうだ。













咲き始めはこの様の真っ白だが、
徐々に色が付き終盤はピンク色になるそうだ。














御手洗川のモミジがすでに鬱蒼としていた。














北野桜だけと思っていたが
連歌所の井戸の横にもシダレ桜。













西回廊沿いにも山桜。














摂社前にもシダレ桜の若木。














桜の時期はどうしても
近くの平野神社に気持ちが持っていかれるが、














楼門横の日月光の大灯籠にも思い切り

若葉のモミジが覆っていた。








そして本日再訪。



これが最大の見頃かもしれない?





菅原道真公の有名な梅に寄せた和歌、
東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ

桜のに対しても同じ思いを持っていたのが分かる、
さくら花 ぬしをわすれぬものならば 吹き来む風に言伝てはせよ





ほんのり薄いピンクが出てきているが、
これがもっと濃く出てくるらしい。