京都市の財政がコロナ禍で窮地に追いやられている。
予想はしていたものの、
何とか町衆の熱意とアイデアでこの場を凌いでほしい。
この時期は桜のライトアップが各地で行われるが、
やはり有名、大規模なライトアップは中止になっている。
岡崎疏水桜ライトアップも今年も中止だが、
疎水の「十石舟」は3月26日から予定されている。
伏見区の宇治川派流を巡る「十石舟」の運航が20日、
一足早く始まっている。
舟は月桂冠大倉記念館近くの乗船場を出発し、
三栖閘門(こうもん)までの往復約3キロを運航する。
これは昨日の円山公園の「祇園しだれ桜」。
今更と思われるが、一度も紹介していない。
何故かと云うと余りにも有名で、
繁華街に近い事もあり、この時期人が多数押し寄せ、
撮影しようものなら人が入り過ぎて真面に桜が撮れない。
数年前に一度挑戦したが、
ロクな写真が撮れず、アップもしなかった。
それではこの満開の「祇園しだれ桜」は?
人々の撮影ポイントの死角を発見!
そんな大げさなものではないが、
じっくり落ち着いて観察していれば、
あるものだ!
全く人が映り込まないポイントが、
左の小さい方のしだれ桜の上空には半月まで!
この写真ではほぼ確認できないが( ´艸`)
周りにはソメイヨシノも咲き出し、
写真では想像できない程の大勢の人が浮かれております。
ウグイス?メジロ?
正解は鳩です!
やはり祇園の鳩は口が肥えているのか、
サクラの蜜まで召し上げる( ´艸`)
「祇園しだれ桜」は正式名は一重白彼岸枝垂桜と言い、
初代は昭和13年、天然記念物に指定され、
樹高12m、根回り4mまで成長していたが
昭和22年に樹齢220年で枯死。
70にして、じっくり「祇園しだれ桜」鑑賞!
こんな贅沢な桜を知らなかったとは。。。
現在のこの「祇園しだれ桜」は、
15代佐野藤右衛門氏が初代のサクラから種子を採取し、
畑で育成したものを同氏の寄贈により、
昭和24年に現地に植栽した二代目。
すでに樹高12m、幹回り2.8m、枝張り10m、
樹齢約80年を数え、こんなにも立派に成長している。
「祇園しだれ桜」超しの長楽館も
この上も無く贅沢な面持ち!
円山公園は陽が傾きつつあったが、
「祇園しだれ桜」の魅力に取りつかれた人々が
途切れることなく押し寄せていた。