一週間ほど前にメキシコ地震のニュースが流れていたが、
昨日の報道で、又、9月19日にM7.1規模の地震が発生。
32年前の1985年9月19日にメキシコシティを中心に
1万人以上が死亡したメキシコ大地震が起きている。
同じ9月19日、嫌な符号?
ともかく被害が拡大しない事を祈るのみ。

それでは気分を切り替えて、
前回の続き…


書院に続く廊下の途中にある「孟宗竹の坪庭」。
作庭年代は江戸期とされているが、大胆な庭園だ。
詳しい事は不明、作庭家の名前も…

 

 

 

 

 

 





五角形の庭面、
苔地に孟宗竹だけが植えられている。

 

 

 

 

 

 






廊下で4方囲われた坪庭に、
孟宗竹が20本程度植えられている。

 

 

 

 

 

 




どの角度、どの方角から見ても、
違う顔を魅せるので面白い!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔テレビのCMでも使われたらしい?

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 


 

 


従来の作庭家に無い発想が凄い!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に奥に進んで行くと、
書院前の「光琳曲水の庭」。

 










以前ここには尾形光琳が作庭した庭があったが、
何らかの理由で消失。その後、
光琳の描いた掛け軸を元に作庭されたのが、
この「光琳曲水の庭」と伝わっている。




光琳の大胆かつ煌びやかさを彷彿?
白砂で表された川の流れ…

 

 

 







樹齢400年の赤松と手前の黒松…

 

 

 

 

 

 




 

赤松は女松とも云われ、
女性的な曲線美!

 

 

 

 




 

 

かたや黒松は男松と云われ、
ゴツゴツとした男性?
この角度だと踊っている様な…
もしや女形(笑)?

 

 

 

 

 

 



ガラス戸の廊下からの撮影は難しく、
その上、庭全体が接近し過ぎていて、
標準レンズのデジカメでは雰囲気が捕えられず、
出来れば庭に降りて撮影したかったのだが?
誠に申し訳ない(笑)。




 

 

 

 

通常公開されていないが、
宝物殿には光琳100回忌に描かれた、
酒井抱一筆「観世音菩薩像」、
狩野山楽の紙本金地墨画「楼閣山水図 六曲屏風」、
そして尾形光琳が晩年に描いた、
現存唯一の掛け軸「寿老松竹梅図」が残されている。

 

 


 




 

手水鉢横にギボウシが僅かだが花を開いていた。

 

 

 

 

 





 

余談になるが、
妙顕寺の塔頭の泉妙院には
尾形光琳と尾形乾山のお墓があるらしい。
ともかく今回は、
趣の異なる庭園を一堂に観る事ができ、
満足のいく有意義な一日だった。

 

 


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