10日以上に及ぶ東福寺詣では先日終えたのですが、
ひとつだけ紹介忘れた神社がありました。国宝・三門の東側にある
東福寺の鎮守社、五社成就宮(ごしゃじょうじゅきゅう)。

 

 

最初は勘違いしていたのですが、このもっと東に「五社の滝神社」
があるのですが、場所と名前が似ていることから、てっきり・・・
「五社の滝神社」は伏見稲荷のお滝行場のひとつで、
この社とは全く別物でした。

 

 

とは云うものの、
この石階段は、広大な伽藍の隅々まで散策した後の
‭足腰には正直キツイ!物見遊山と云うより、

修行僧のようになってきました。(笑)

 

 

ちょうど中腹辺りに、東福寺の浴室(よくしつ)の建物が、
当時はお湯を沸かすための水や薪を節約するため、
いわゆるサウナ(蒸し風呂)形式が採用され、
これは現在でも使用できるほどの設備らしいです。
最近は観光地で客寄せで温泉など設けておりますが、
まさか東福寺で、「重要文化財でサウナ・・・」何てことは
きっとないですね?

 


更に石の鳥居群をくぐって、
真っ直ぐ石段を上がった先に本殿がある。

 


五社成就宮は石清水八幡・賀茂・稲荷・春日・日吉の五社を
祀ることから「五社明神社」とも呼ばれている。
一時は、巨大な伽藍が広がる中で祭礼・総社祭は祇園会に匹敵するほどの
賑やかさだったといわれているが、今は毎年11月にお火焚祭が開催・・・
立派な伽藍に対して、この空間は何か取り残されている感じが・・・

 


本殿へ向かう途中左手の広場に十三重石塔が・・・
比良の魔王(比良明神=天狗)を祀ったもので、
九條道家が1343年に東福寺の創立祈願のために建立。
そのかたわらにある小さな祠の中には、

鞍馬山の魔王が降臨したといわれる「魔王石」が祀られている。

この魔王とは前出の、比良の魔王と同じく天狗ですね。

京都の逸話によく天狗が出てきますが、

これには多くの謎がありそうです。

 


本殿のある広場の左奥(北東)にある鐘楼は、
経蔵のそばにある殿鐘楼と区別して東の鐘楼とも呼ばれている。
鐘楼の後ろに小さく見える石の鳥居は、猿田彦大神の甥にあたる
荒熊大神(あらくまおおかみ)が祀られているとの事ですが、

もうこれ以上進めません。
すでに体力限界寸前に・・・脳から退去命令が!?

 

 

帰る道すがら、坐像のお地蔵さんと立像のお地蔵さん・・・

 


眼下に見える東福寺伽藍の白く輝く砂が、
何故か極楽浄土(幻覚)に見えてきました?
今回は相当お疲れの様です。日々精進。

 

 


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